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夏はリアルに暑くなっている!これからは“住む人を守る家”を選ぶ時代です

2022.08.16

30年ぐらい前の夏は、扇風機があれば涼を得られたし、エアコンを使わなくても夜眠ることが出来た記憶の人も多いのではないでしょうか。真夏でも冷房が必須ではなかったし、冷房を我慢して暑さに耐えていたという記憶もないのではないでしょうか。それが徐々に、夏場の室内では冷房なしでは熱中症の危険があったり、実際に暑さが原因での死亡事故も起きているのが現実です。


2022年7月には、観測史上初の6地点同日の40℃台が観測されました。また同日、最高気温35℃以上の「猛暑日」は、200地点を超えたと発表されています。また、2023年7月~9月の最高気温(月間平均)は、いずれも観測開始(1875年)以降で1位の記録となりました。地球温暖化という言葉だけでは感じ取れない、もう少し危機的状況が迫っているのではいないでしょうか。(2024年6月更新)


【目次】


- 宇都宮の実際の気温変化

- この暑い時期の節電は厳しい

- LCC(ライフサイクルコスト)で考える家づくり

- 電気を節約しながら住む人を守るには?






宇都宮の実際の気温変化




1970年代から2010年代までの、7・8・9月の平均気温と最高気温をグラフにあらわしてみました。平均気温は23.3℃から25.0℃まで1.7℃も上昇。日最高気温においては、34.7℃から37.5℃と2.8℃も上昇しています。さらに、2022.7.1には隣市の佐野市で39.9℃と、栃木県内観測史上最高値となりました。夏はリアルに暑くなっている!“住む人を守る家”を選ぶ時代ですaverage temperature_Highest temperature_utsunomiyaまた、日最高気温が30℃以上の『真夏日』は、36日から43日と7日も増加し、昼間の暑さが年々厳しくなっていることが分かると思います。ちなみに、宇都宮市の観測史上最高『真夏日』日数は1994年の64日で、夏の3ヶ月中の2ヶ月以上が30℃以上という事実に驚きます。(今年は8月10日までで、真夏日は既に29日観測!)夏はリアルに暑くなっている!“住む人を守る家”を選ぶ時代ですmidsummer day_utsunomiyaまた、日最高気温が35度以上の『猛暑日』は、0日から6日に増えていますし(今年は8月10日までで猛暑日は既に8日観測!)、熱帯夜も年々増えていますから、夕方だからと冷房を消すことが難しくなっていることが、このデーターからも分かると思います(今年は8月10日までで熱帯夜は8日観測!)。

夏はリアルに暑くなっている!“住む人を守る家”を選ぶ時代ですintense heat_tropical night_utsunomiya50年でたった1℃2℃の平均気温の上昇でしょ?と思う方もいるかもしれませんが、気温が1℃上昇した場合、国内の猛暑日発生回数が1.8倍増えると言われていますので、宇都宮市の50年後の猛暑日は23日まで増える可能性があるということになり、夏の1ヶ月は35℃以上という暑さの厳しい長い長い夏になってしまう恐れがあります。





この暑い時期の節電は厳しい




今年は、早いタイミングで『電力需給ひつ迫注意報』が東京電力管内で発令されました。それに加え、電気代の高騰。電気代の高騰により各家庭平均で年間2,000~4,000円の電気代増額になるだろうと予想されています。こうなると、自ずと『冷房ガマン』というご家庭が増えてきてしまいます。夏の暑さがどんどんと厳しくなっているのに、これでは熱中症を増加させるだけですし、特にお子さんやお年寄りを暑さから守ることが重要になってくるでしょう。





LCC(ライフサイクルコスト)で考える家づくり




電気代を気にせず、夏の暑い中でも快適に暮らす方法は、実はとても簡単です。家全体をしっかり遮熱・断熱して、屋根には太陽光を載せることです。これだけで、確実に電気代も減らせますし、快適に暮らすことができます。それなのに、なぜこのような『高性能で自家発電出来る家』が普及しないのでしょうか。やはり一番の要因は費用面が考えられます。太陽光の初期導入費用は最低でも100万円はしますし、遮熱・断熱をするにはレベルにもよりますが、そうでない家に比べるとやはりある程度の費用アップになります。

夏はリアルに暑くなっている!“住む人を守る家”を選ぶ時代ですlife cycle cost_oyamaですが、ライフサイクルコスト(LCC、Life cycle cost)「建築物・構造物の設計から建築、運用、売却、解体などにかかる総合的な費用(生涯費用とも言います)」で考えると、海面上にある高額で目に入りやすい建築費、いわゆるイニシャルコストよりも、海面下で目に見えづらいランニングコストのほうが圧倒的に大きいことが分かります。住む家を考える際は、建築にかかるイニシャルコストだけでなく、建築後のランニングコストを含めて総合的に考えることが大切です。





電気を節約しながら住む人を守るには?




お金には変えられないもの、それは“快適な生活”と、そこから得られる”健康寿命の延長”です。この2つのキーワードは『高性能な家』で手に入ります。私たちは、“間取り”や“デザイン”、“価格”や“性能”など、様々なことを考慮して家を選びます。ですが、まずは家族を守る家であることが一番大切だと考えます。『高性能な家』は、外気温の室内への影響が少なく、室内の部屋ごとの温度差も小さくなります。そのため、健康面でも良好な影響を及ぼすというメリットがあります。「高断熱住宅の居住者の健康寿命が4年も延びる」という結果もあるほどです。病気にかかるリスクが下がって健康的に暮らすことができれば、医療費を抑えることができ、そして何より、暮らしや人生を存分に謳歌できるのです。これからは、住む人を守る家を選ぶ時代です。

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