2024.07.30
毎日暑い日が続いている日本列島。宇都宮市では、7月29日の時点で日中の最高気温が30度と真夏日が既に23日観測されています。また、35度以上の猛暑日となった日は11日、さらに7月29日には、佐野市で40.4度を記録、静岡県浜松市も40.2度、群馬県館林市も40.1度となり、全国3カ所が同時に40度を超えるという、体温よりも気温が高い危険な暑さが続いています。
2021年から今年まで、7・8・9月の『猛暑日』を観測した日数をグラフにあらわしてみました(2024年は7月29日までの日数)。昨年の2023年は3ヶ月で22回も『猛暑日』を観測しています。
日最高気温が30℃以上の『真夏日』は、年々増加しています。ちなみに、宇都宮市の観測史上最高『真夏日』日数は1994年の64日で、夏の3ヶ月中の2ヶ月以上が30℃以上という事実に驚きます。(今年は7月29日までで、真夏日は既に23日観測!)
どんなに昼間が暑くても、夜に涼しくなれば。。。ここ数年は夜でも気温が下がらない熱帯夜も多く観測されています。
今年は7月29日現在で既に熱帯夜が12日も観測されており、寝ている間に熱中症にならないためにも、夜もエアコンをつけっぱなしにする日が確実に増えているのが、今の日本の現状です。
これだけ暑い日が続くと、どうしても頼らざる追えないエアコン(クーラー)。朝から夜まで暑いとなると24時間エアコンをつけっぱなしにすることも多くなるのではないでしょうか。そんな中、電気代の高騰により各家庭平均で年間2,000~4,000円の電気代増額になるだろうと予想されています。夏の暑さがどんどんと厳しくなっているのに、『冷房ガマン』をするのは熱中症リスクを増加させるだけですし、特にお子さんやお年寄りを暑さから守ることが重要になってくるでしょう。
電気代を気にせず、夏の暑い中でも快適に暮らす方法は、実はとても簡単です。家全体をしっかり遮熱・断熱して、屋根には太陽光を載せることです。これだけで、確実に電気代も減らせますし、快適に暮らすことができます。それなのに、なぜこのような『高性能で自家発電出来る家』が普及しないのでしょうか。やはり一番の要因は費用面が考えられます。太陽光の初期導入費用は最低でも100万円はしますし、遮熱・断熱をするにはレベルにもよりますが、そうでない家に比べるとやはりある程度の費用アップになります。
ですが、ライフサイクルコスト(LCC、Life cycle cost)「建築物・構造物の設計から建築、運用、売却、解体などにかかる総合的な費用(生涯費用とも言います)」で考えると、海面上にある高額で目に入りやすい建築費、いわゆるイニシャルコストよりも、海面下で目に見えづらいランニングコストのほうが圧倒的に大きいことが分かります。住む家を考える際は、建築にかかるイニシャルコストだけでなく、建築後のランニングコストを含めて総合的に考えることが大切です。
お金には変えられないもの、それは“快適な生活”と、そこから得られる”健康寿命の延長”です。この2つのキーワードは『高性能な家』で手に入ります。私たちは、“間取り”や“デザイン”、“価格”や“性能”など、様々なことを考慮して家を選びます。ですが、まずは家族を守る家であることが一番大切だと考えます。『高性能な家』は、外気温の室内への影響が少なく、室内の部屋ごとの温度差も小さくなります。そのため、健康面でも良好な影響を及ぼすというメリットがあります。「高断熱住宅の居住者の健康寿命が4年も延びる」という結果もあるほどです。病気にかかるリスクが下がって健康的に暮らすことができれば、医療費を抑えることができ、そして何より、暮らしや人生を存分に謳歌できるのです。これからは、住む人を守る家を選ぶ時代です。
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