2020.06.13
最近よく聞くZEH(ゼッチ)。ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略がZEHです。ZEHをものすごくと簡単にまとめると
◆保温効果が高く→魔法瓶のように!
◆給湯機などが高性能・高効率
◆電力をあまり使わない家(省エネ!)
◆太陽光発電で電気の自給自足 これがZEH住宅です。
ZEH住宅の基準クリアにはいくつか項目がありますが、まとめると
◆断熱性能が高く、隙間がない住宅にする
◆高性能・高効率な省エネの設備を採用
◆一次消費エネルギー100%を補える太陽光パネルを載せる の3つになります。
→ZEHについて、詳しく知りたい方はこちら!
冬暖かく、夏涼しい、これが一番わかりやすい説明になります。これは壁や屋根の断熱材を厚く性能の良いものにするだけでなく、窓ガラスも重要です。ガラスが大きいほど、熱は逃げるので省エネには不向きです。今流行りの大開口サッシですと、ZEH住宅では使えないと言われる可能性もあります。ですが、窓自体の性能を上げることで、大きな窓を付けることが可能なの場合もあるので、住宅会社に相談してみましょう。
ZEHの基準は地域によって違います。必要以上に性能を上げる必要はありませんが、基準値を上回る性能(高断熱・高気密)にしておくことで、生活の質も必ず上がるはずです。
→高断熱について、詳しく知りたい方はこちら!
→高気密いついて、詳しく知りたい方はこちら!
省エネにかかわる設備は冷暖房、照明、換気、給湯の4種類だけです(テレビや冷蔵庫、ドライヤーなどは含みません)。この中でも一番簡単にクリア出来るものでいうと、照明です。LED照明にすればほぼ基準はクリアします。冷暖房機器でいうと、ZEH基準に該当する機器の品番が決まっているので、どの品番が該当なのかしっかり確認してから購入しましょう。また、今まで各居室に一台づつ冷暖房機器を付けていた方もZEH住宅ですとそこまで台数は必要なくなりますので、必要最低限に留めておくことをオススメします。
一番難しいのは換気設備です。換気設備は3種類あるのですが(第1種、第2種、第3種)、間取りや建物の大きさなどで機器の価格や給気口、排気口の必要数も変わります。こればかりは、自分で調べるよりも、完全に住宅会社に頼りましょう。
ZEHは国が作ったもので、2020年までに標準的な新築住宅をZEHに、2030年までに新築住宅の平均がZEHになることを目指しています。そのため、ZEH住宅には補助金がもらえます。ただし、登録されたZEHビルダー(ハウスメーカーや工務店など)/ZEHプランナー(建築事務所など)を利用してZEH住宅を建てないと、補助金の対象にはなりません。各県の登録ビルダー等はこちらで調べられます。→一般社団法人 環境共創イニシアチブ
また、補助金の申請スケジュールは細かく決まっているため、タイミングを逃すと補助金はもらえません。ZEHはもうすぐ当たり前になる住宅の姿。今から家を建てるなら光熱費を抑えられて、年中快適に過ごせるZEH住宅をぜひ検討しましょう。
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