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北側道路の土地のメリット・デメリット

2025.01.14



北側道路の土地は、暗いから嫌だ!とマイナスイメージを持っている方も多いですが、むしろ北側道路の土地の方が理想的なケースもあります。今回は「北側道路」にスポットを当て「北側道路」のメリットとデメリット、実際の間取りなどをご紹介していきます。


:≡目次

1.北側道路の土地のメリット

2.北側道路の土地のデメリット

3.北側道路の間取り

▷.南北に長い土地の場合

▷.東西に長い土地の場合

▷.中庭をつくる




北側道路の土地のメリット






1.庭が道路側にこないので、庭遊びが安全

2.土地の価格が安い

3.南側に居室を配しやすい

北側道路の土地の一番のメリットは土地の価格。一般的に同じ広さ、形の土地で比べると、南側道路の土地の方が価格は高く、坪単価ですと3~5万円の差が。北側道路の土地の方が100万円単位で価格が安くなっていることが多くあります。そのため、予算を抑えたい場合や家に予算を多めに使いたい場合は、北側道路の土地を選択しても良いでしょう。

また、庭をどのように使うかにもよりますが、北側道路の土地の場合は道路が北側にあるので庭は南側にくるケースがほとんど。そのため、人通りを気にせずプライバシーも確保できる庭になりますし、道路に隣接していないため、安心して庭で子供を遊ばせられるというメリットも。

さらに、北側道路の土地は玄関が北側に来るケースが多いので南にLDKや個室を配置しやすいというのも北側道路の土地のメリットと言えます。





北側道路の土地のデメリット




北側道路の代表的なデメリットとしては、

1.駐車スペースの配置が難しい

2.間取りの難易度が高い

3.1階の南側が暗くなりやすい

この3つが北側道路の土地のデメリットといえます。

北側道路の土地では、少しでも南側の庭スペースを広く確保したいと考えるので、駐車場をどのように計画するかがポイントです。

また、北側道路の土地の場合、家の南側に何も建っていない場合は問題ありませんが、建物が建っている場合はその家の影になってしまい、陽の光が入りにくくなってしまうというのが一番のデメリットとなってきます。そのため、いかに家の中に光を入れる間取りをつくれるかが重要です。

さらに、北側道路の土地ですと駐車場が北側に配するのが一般的で、栃木県のような冬の朝が寒い場合は、車の窓の凍結が溶けにくくなります。カーポートをつけることでこのデメリットは解消されますが、その分外構工事コストがアップするという懸念もあります。






北側道路の間取り




住みやすい北側道路の家の作り方について見ていきましょう。


例)南北に長い土地の場合


下の間取りは北側道路の土地で南北に細長い間取りの一例です。

このような敷地は昔ながらの住宅密集地に多く、間口が狭くなりがちなため間取りをつくるのが少し難しくなります。

特に、間口が狭いと建物の間口も狭くなるため、東西からの採光の確保は難しくなりますので、北側の部屋への採光方法をしっかり考える必要があります。



この間取りの特徴は、あえて道路側の建物の間口を狭くし、駐車スペースを広く取り、道路側からの外観がのっぺりとしないように工夫されているところです。


例えば、縦列駐車ではなく並列駐車にする場合は、以下のような建物の配置が考えられます。

同じ面積で建物を四角(図面左)にすると、どうしても庭が狭くなり、南側に建っている建物によっては家の中の南向きの部屋は暗くなる可能性があります。

建物をL字型(図面→)にすると、さらに庭側へ建物が伸びてしまいますが、窪んだ場所ができるので一見日当たりが良くなったように感じますが、東西にぴったり建物がある可能性が高いため、思いのほか採光は確保できない可能性があります。


例)東西に長い土地の場合



東西に長い土地ですと、建物を東西のどちらかに寄せて、もう片側に駐車スペースを設けると、間取りがつくりやすくなります。



その一方で、南側の建物の建ち方、大きさによっては、南向きの部屋、一般的にはLDKにすることが多いと思いますが、あまり光が届かないというケースが考えられます。

そのような場合は吹抜けをつくることで、LDKにまでしっかり光が届きます。


平屋建ての場合は、一般的な四角の形にこだわらず、建物内部に光が届くように臨機応変な形にすることで、デメリットとなりそうな南北に狭い土地がメリットになることもあります。

このお家は東西で四角をずらして、細長い形にしたことで全居室が南向きになり、さらにどの居室も日当たりが良く、南北に細長いデメリットをメリットに変えた一例です。


例)中庭をつくる



土地の形に限らず建物に中庭をつくることで、採光に関しての不安は解消できます。

真四角に近い土地の場合も、南側の庭が狭くなりやすく家の南向きの部屋が暗くなりがちになるので、中庭をつくることで各部屋に明るさが届きやすくなります。



いかがでしたでしょうか?今回は北側道路の土地についてまとめてみました。

北側道路の土地は価格が安いなどのメリットがありますが、家の間取りを考えるのには、少し難しいこともあります。

そのため、しっかりと家づくりおこなってくれる設計力の高い工務店やハウスメーカーに家づくりをお願いすることが大切です。

北側道路の土地を検討されている方は、ぜひそのような会社に出会えますように。



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