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無垢床の家に住みたい!そんな方へ~実際の施工例とメリットデメリットを紹介

2025.04.08

無垢材を使った家は、自然素材のあたたかみがあり大変人気です。「家を建てるなら、ぜひ無垢床材を使いたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、無垢床の種類と特徴、メリット、デメリット、実際の施工例など、無垢床の家について紹介していきます。


目次

・無垢床とは

・無垢床の特徴

  温度変化や不快な湿度、過乾燥を軽減

  無垢材ならではの肌触りと香り

  時間とともに増す味わいと経年美

・無垢床の種類6選

  -広葉樹

   オーク(ナラ)

   サクラ

   ウォルナット(クルミ)

   アカシア

  -針葉樹

   ヒノキ

   パイン

・無垢床のメリット

・無垢床のデメリット

・無垢床のお手入れ

 


無垢床とは



無垢床とは、100%天然の木を使用したフローリングで、合板や集成材と違って、使う形に成形されたそのままの木の床です。本物の木のため、床(木)が呼吸をするため足触りも優しいのが特徴です。


無垢床の特徴



温度変化や不快な湿度、過乾燥を軽減




木材は鉄や陶器に比べて熱伝導率が極端に低いので、住宅に使用した場合は外部からの熱や寒さから守ってくれます。また、木材の中にある無数の空洞が空気層の役割を果たし、空気中の余分な湿度を吸ったり、過度に乾燥した状態には湿度を放出するという、持って生まれた湿度調整機能が備わっています。


無垢材ならではの肌触りと香り


無垢床の上を素足で歩いた際の肌触りは、安らぎと心地よさを与えてくれます。なぜかというと、木材の内部にある無数の空洞が程よい硬さと温かみを感じさせるのです。

また、一般的に柔らかく傷がつきやすい無垢材ですが、それは私たちの日常生活にかかる荷重を吸収してくれるという面もあるのです。

さらに、無垢の木の精油分(フィトンチッド)は精神を落ち着かせて気分を和らげる効果があります。目には見えないこの「香り」は多くの化学製品に囲まれている現代だからこそ、とても価値のあるものなのです。


時間とともに増す味わいと経年美


本物の無垢の木を使用すると、表面に帯びた飴色の艶や木目の美しさが時間とともに増していきます。この表面的な美しさはもちろん、木材本来が持つ力強さもにじみ出て、なお美しさを感じるのです。

アンティーク家具や楽器などが多くの人に愛されるのも、この美しさなのかもしれません。時間と共に増していくこの経年美は、本物の木ならではなのです。


無垢床の種類6選



〇広葉樹



広葉樹とは、枝葉を横に伸ばし、じっくりと成長する木で、横に広がって生長しやすく、こんもりとした雰囲気が特徴でサクラやケヤキ、ブナなどが例として挙げられます。ゆっくり成長するため木の密度が高く、硬い素材のため、無垢材の中では比較的傷に強いと言われます。



オーク(ナラ)


衝撃や摩耗 に強く、日常生活での使用に耐えられる木材として非常に人気があります。 また、湿気や乾燥にも比較的強い性質のため、 室内環境の変化に対しても安定した性能を発揮します。オーク、ナラと呼び名が違うのは、オーク材は基本的にヨーロッパやアメリカに自生する木で、ナラはジャパニーズオークとして区別され、質感や特徴が少し異なります。



サクラ


サクラの床材は滑らかで自然な光沢と穏やかな木目が特長です。 サクラを連想させる淡い色彩の木目で、 ばらつきの少ない色合いの材面に、縮れ杢模様の輝きが散在します。 材質もフローリングの適材として充分な硬さがあり、和にも洋にも合います。



ウォルナット(クルミ)


落ち着いた高貴な深みのある色合いと、重厚感あふれる木目で、高級銘木の一つとして世界的に人気があり、ホテルやリゾートなどラグジュアリーなシーンで使われることも多く、常に人気のある床材です。



アカシア




家具材や木製食器など生活に身近な樹種の一つと知られ、無垢フローリング材の中でも価格的にも大変手ごろな点などで、近年人気上昇中のフローリング材です。ダークブラウンの色調や個性的な杢目が特徴的です。


〇針葉樹



針葉樹とは、針のように細く尖った葉を持つ樹木のことで。松や杉などが代表的な仲間です。広葉樹と比較すると比較的柔らかく安価な傾向にあります。



ヒノキ


耐水性、耐久性に優れ、色は明るめで、比較的柔らかいので、足に優しく心地が良いのが特徴ですが、反対に表面が柔らかいため、傷つきやすいです。



パイン




パイン材は、マツ科の木材で針葉樹の中では比較的硬く油分を多く含むといった特徴があります。「節」と呼ばれる枝の部分の模様が多いものと少ないものがあり、特に節が少ないものは希少価値の高い木材として高値で売られています。


無垢床のメリット


・肌触り

自然そのままの素材で体に優しく肌触りが良く、あたたかみがあります

・調湿作用

自然のままの木なので、梅雨のジメジメとした季節では、湿気を吸い取ってくれ、逆に冬場の乾燥した時期には吸い込んだ水分を外に吐き出してくれます。

・経年変化

時間とともに、表面に帯びた飴色の艶や木目の美しさが時間とともに増していきます。デメリットと言い人もいますが、床についた傷も熟成されていくように変化する風合いはになります。


無垢床のデメリット


・反り・床鳴り・隙間

自然そのままの素材のため、梅雨時期には水分を含み膨張し、冬には乾燥して縮むため、ほんの少し床材の間に隙間が生まれることもあります。加えて、反り・床鳴りが起こることもあります。

・同じデザインにはならない

無垢床は木そのままを使用するため、全く同じ色合い・節のデザインにはなりません。

・色の変化

経年変化で、色が変化します。新築時と10年後では、床の全体の印象が変わる可能性があります。


無垢床のお手入れ




毎日のお手入れ


普段は掃除機やモップでほこりをとり、雑巾での乾拭きで問題ありません。汚れがひどいときには中性洗剤を水で薄めて、硬く絞った雑巾で拭くいてください。

ただし、無垢床は水分を吸収するため、液体をこぼしてしまった際などはすぐ拭きとる!これが一番大切です。


年に一度のワックス掛け


蜜蝋ワックスなどの天然のワックスを塗って、しっかり乾拭きすることで、見違えるほど綺麗になります。


無垢床のお家実例4選


「オークの無垢床」施工事例

無垢の木の色と濃いグレーでまとめたインテリア。無垢床とグレー系は相性が良く、すっきりとまとまります。(このお家の施工事例をもっと見る▷


「サクラの無垢床」施工事例


この施工事例は西南桜で、ほんのりとピンク色が入るため、やわらかい雰囲気になります。(このお家の施工事例をもっと見る▷



「アカシアの無垢床」施工事例

赤みががあり、節や木目が濃く、独特の色のバラつきがあるので、より無垢の木を感じさせます。(このお家の施工事例をもっと見る▷


「ヒノキの無垢床」施工事例

ひときわ香りや手触りが特徴的なのが「ヒノキ」です。流れるような美しい木目が魅力で、優しい色調のため軽く柔らかい木材に感じますが、実は経年変化により硬く、重くなり耐久性も増していきます。(このお家の施工事例をもっと見る▷

無垢床の特徴、お手入れの仕方、施工事例を紹介してきました。無垢床は種類が豊富で特徴・デザインが異なるため、それぞれの個性が表現できるため、今回紹介した情報を家づくりの参考にしていただけると幸いです。




















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