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梅雨から爆増!アレル物質のダニを増やさない家づくり

2025.05.27

アレルギーの症状を起こす抗原をアレル物質。中でも害虫のダニが出す糞は強力なアレル物質といわれています。ここでは、ダニの生育条件やダニを増やさない家づくりについて説明していきます。


目次

・ ダニはどこからやってくる? 

・ ダニはどこに潜む?

・ ダニの生育条件 

・ ダニを増やさない生活スタイルとは?

・ ダニが繁殖しにくい家づくり



ダニはどこからやってくる?

ダニは気づかないうちに、人や物を介して家の中にやってきます。ダニはどこにでも生息しています。外出先で触れるソファや電車の椅子などから、服やカバンを介して家の中にダニを運んでしまいます。新築の家だからダニは居ない、ということはありません。ダニを侵入させないということは不可能に近いため、いかに家の中でダニを繁殖させないかが重要です。



ダニはどこに潜む?

ダニの大きさは0.2~1mm程度と非常に小さく、布団や畳、カーペットなどに潜んでいます。肉眼でみつけることは不可能は程小さいですが、それよりも微細なのがダニの糞。しかも糞は室内を浮遊しており、吸い込んでしまうと喘息やアトピー性疾患などを引きおこす原因となります。しかも、糞のほうがダニ本体より10倍も強いアレル物質となります。



ダニの生育条件

ダニの繁殖に適した条件は、温度が20℃〜30℃、湿度が60〜80%。 湿度が高くなる6〜7月の梅雨時期に繁殖し始め、8月~9月以降は多くのダニの死骸が残ります。 室内に生育するダニのうち、およそ8割を占めるチリダニは、卵から成虫になるまで約1カ月かかり、約2カ月間成虫として活動し、死骸となります。驚くことに、成虫になったダニは、生涯のうち約50~100個もの卵を産んでいます。ダニが生育しやす場所として、特に普段使用している布団などは、就寝中にかく汗が染み込み、湿度が高くなり、フケや皮脂といったダニのエサになるものも豊富なため、1年を通してダニが活動しやすくなります。


そこへ、梅雨時期の多湿と最近の日本の気密性の高い住宅は、気温や湿度が一定に保たれ、ダニの繁殖には最適な環境となっています。



ダニを増やさない生活スタイルとは?

汗や皮脂、食事の際に落ちたカスなどにダニは集まってきます。そして、湿気が多い場所にチリ・ほこりがたまりやすくなります。ですが、丁寧に掃除をすれば繁殖を抑えることは可能です。ダニを増やさないために、日々の生活でできることをリスト化してみました。


〇ダニの駆除

☑部屋の換気は1日1回以上

☑ラグ・カーペットは裏まで掃除する

☑衣替え時はクローゼット内も掃除機をかける


〇ダニのエサを取り除く

☑家の掃除はこまめに(毎日じゃなくても2日に1回)

☑シーツやまくらカバーは週1回以上は洗う


〇ダニを死滅させる・活動量を減らす

☑まくら・布団を天日干しする(布団乾燥機も〇)

☑干した後は掃除機で表面を掃除機ですう(死骸をすう)

☑押入れやクローゼットには除湿剤を置く

ダニの駆除、死骸や糞、エサの掃除、これらをセットで考えて、年間を通して家中を清潔に保つことでダニの繁殖は抑えることが可能です。



ダニが繁殖しにくい家づくり

ダニにとって一番棲みにくい環境は乾燥していて清潔な場所。そのため、ダニを増やさないためには、湿気のコントロールが大切です。

人間にとっては快適に暮らせて、ダニが棲みにくい湿度は、40~60%。これを保つには、高気密・高断熱住宅であることが必須条件です。まずは湿度を一定に保て、外気の影響を受けにくい室内環境を実現したうえで、的確な換気および除湿を行うことで、ダニが繁殖しにくい家づくりになります。

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