株式会社第一住宅LINE友達追加株式会社第一住宅LINE友達追加

家づくり成功のために
読んでほしいコラム


column

近年増える熱帯夜、効率的でちゃんと涼しいエアコンの使い方

2025.07.08

今年は、6月から気温が35℃を超える日があり、突然来た真夏のような暑さに驚きましたね。6月からこれでは、「8月の暑さが怖い・・・」「昔と違い最近の夏は夜も暑い・・・」「電気代が心配・・・」そんな方も多いのではないでしょうか。今回は、夏の気温の基準やエアコンの効率的な使い方を説明していきます。


目次

・ 夏の気温に関する用語 

・ 睡眠時の快適な室温

・ 寝る前と寝る時で設定温度を変える 

・ 快適と節約を叶えるエアコンの使い方

    ①室温28℃・湿度40~60%を目安にしたエアコンの設定

    ②エアコンの自動運転/風量自動を活用

    ③外出が短時間の場合はエアコンを消さない

    ④サーキュレーターと併用する

    ⑤カーテンや断熱シートを活用する


夏の気温に関する用語

夏になると天気予報でよく聞く「夏日」「真夏日」「猛暑日」「熱帯夜」。これは気象庁の予報用語でそれぞれ定義が決まっています。

夏日:日中の最高気温が25℃以上の日

真夏日:最高気温が30℃以上の日

猛暑日:最高気温が35℃以上の日

熱帯夜:夜間の最低気温が25℃以上

この4つ以外にも、「酷暑日」という用語もあります。これは、近年の激しい暑さをより効果的に伝えるために2022年夏に気象協会が命名した言葉で、最高気温が40℃以上になった日のことを言います。



睡眠時の快適な室温

快適な睡眠には、人間が過ごしやすいと感じる室温を保つ必要があり、一般的に18~26℃が、人間の過ごしやすい室温と言われています。また、「熱帯夜」は体への負担が増す気温の境界線であるため、「熱帯夜予報」が出た場合は、適切なエアコン利用が必要です。

赤ちゃんや高齢者は、室温が28℃を超えると短時間でも熱中症のリスクが高まります。そのため、エアコンの設定温度は26~28℃に設定し、適切な室温を保ちましょう。



寝る前と寝る時で設定温度を変える

適正な室温として提示する「室温28℃」は「室温28℃」が心地良いのではなく、冷房に過度に頼らずに過ごせる軽装と、適正室温となるエアコン使用を推奨している室温で、快適に感じるかまたは不快と感じるかは人によって異なります。また、エアコンをつけたままにすると、暑さではなく寒さで起きてしまうという人は、就寝1時間前と寝るときで設定温度を変えることがポイントです。

就寝前:25℃程度に設定し、部屋を冷やす

寝る直前:26~28℃設定に変更し、そのまま朝までつけておくと、身体が冷えすぎない



快適と節約を叶えるエアコンの使い方

日中も夜間もしっかり涼しくて、電気代を抑えるエアコンの使い方のポイントは5つです。



①室温28℃・湿度40~60%を目安にしたエアコンの設定



快適に過ごせる目安の「室温28℃」「湿度40~60%」を基本に、ご自身や家族が快適に感じるるように設定温度の微調整を行います。

設定温度を1℃アップさせると、消費電力を13%ダウンすることができますので、寒くなりすぎずちょうど良い室温を見極めましょう。



②エアコンの自動運転/風量自動を活用

エアコンの自動運転機能とは、エアコンに取り付けられたセンサーが温度を感知し、設定した温度になるように運転モードを切り替える機能です。環境に応じてエアコンが自動で判断し、冷房・除湿などの運転モードの切り替えや風量の調整をしてくれます。手動で細かく切り変えるより、手間なく効率よく作動するので節約にもつながります。



③外出が短時間の場合はエアコンを消さない

短時間(30分以内程度)の外出時は、エアコンを消さずにつけておく方が節約になります。

エアコンは起動時に多くの電力を消費します。起動後、設定温度に到達するまでの間、通常運転の3倍の電力を消費する場合もあります。特に、外気温と室温の差が大きければ大きいほど、冷やすまで時間がかかり、結果的に電気代がかかります。30分~1時間程度の外出であれば、エアコンを付けっぱなしにする方が節約につながります。



④サーキュレーターと併用する

冷たい空気は下にたまる性質があるため、サーキュレーターを併用し、部屋全体の空気を均一に循環させ、エアコンの効率を向上させることができます。サーキュレーターを併用することで、設定温度を1〜2℃あげても快適に過ごせるようになり、電気代節約にもつながります。



⑤カーテンや断熱シートを活用する


室内を冷やしても冷気は窓から逃げていきますし、外の暑さも窓から入ってきてしまいます。効率的に室内を冷やすには窓の断熱は大切です。


断熱性・遮熱性のあるカーテンを使ったり、断熱シートを窓に貼ったりすると良いでしょう。外出時に、レースのカーテンを閉めて出かけるだけでも、冷気が逃げにくいのでおすすめです。


夏を乗り切るには、エアコンは欠かせません。ですが、やはりお財布事情も気になる。効率的でちゃんと涼しいエアコンの使い方でひとつひとつは小さな工夫でも、長期では大きな節約効果をうみます。

参考にしみてくださいね。



エアコン1台で涼しい家づくりをしている栃木県小山市の工務店です。モデルハウスご見学予約はこちらから→リアルサイズモデルハウス『空門の家』


ポイントは“18℃” お家の温熱環境が健康を守る!お話

気密性の高い家のデメリット解消には断熱性・換気性が必須|ハウスメーカー選び、高気密のメリットも解説

C値は必要?不要?気密を良くすると得られること

小山市への移住支援制度~家づくりをお考えの方、必見!

平屋を賢く建てるコツと間取りの実例を大公開!