2020.07.26
高断熱と聞くと、ほとんどの方が「暖かい!」「断熱材をいっぱい使ってる!」など、ある程度イメージ出来ると思いますが、高気密という言葉を聞いても「なんか、苦しそう。。。」「気密っていまいちわからない」と思う方が多数だと思います。しかも、高気密が体を元気にしてくれるなんて、全く想像すらでき得ないでしょう。ですが、気密をよく知ることで、気密に対する考え方が、きっと変わります!
こちらも参考にしてみてください→高気密・高断熱の家ってどんな家?高気密が必要な本当の理由
まず、住宅に対する気密の定義は、家にどの程度の隙間があるかを数値化したもので、C値:隙間相当面積(c㎡/㎡)で表します。数値が小さいほど気密性が良い「高気密」となります。気密性の高い家は室内と室外の空気が分断され、室内の空気が外に漏れにくく、室外の空気が室内に入り込みにくくなります。
ここで勘違いされることが、室内と室外の空気の入れ替えがないから、息苦しい!そのうち酸欠してしまう!!です。もちろん、室内に空気が入らない(人が出入りするときにのみ、空気が流入する?)と考えれば、酸欠と想像しても仕方がないのかもしれません。ですか、気密性能が高いと風通しが悪くなるというのは大きな勘違い。ここで重要なのが「高気密」とセットで考えるべき「24時間換気」です。
24時間換気には3つの種類がありますが、この中で一般の住宅で使われているものは第1種と3種です。第2種換気は病院の手術室などで使われています。
強制というのはダクト式で電気を使って確実に強制的に行う換気のことで、自然とはその名の通り自然の換気です。
第1種換気は給気も排気もダクト式のため工事費用は高くなりますが、ファンにフィルターを付けることが出来るの花粉やほこりを除去出来たり、熱交換をして温度調整ができるので、夏の暑い・冬の寒いが室内に入らないという利点があります。
第3種換気は工事費用が安価で抑えられる割には換気能力が高いことで定評があります。ですが、給気が自然のため、夏の暑い・冬の寒いはそのまま室内へ入りますので、冷暖房の効率は下がると言えます。
外気には花粉やPM2.5など、有害物質が多く含まれています。換気システムは外気にフィルターを通してから室内に取り込むので、綺麗な空気環境を作ることができます。また気密をよくすることで、湿気や有害物質などを壁内に侵入することを防ぐことが出来るので、壁内結露や汚れを防ぐことが出来ます。この壁内結露や汚れを防ぐということは、家そのものを守ることはもちろんのこと、そこから発生するカビなどでそこに住む人への悪影響も抑制することが出来るのです。上記のグラフを見ていただくと、「あるのが当たり前の空気」当たり前すぎて見過ごされがちな「空気の質」を意識することが、健康に少なからず結びつくことが分かると思います。
また、室内の空気は残念な事に外気よりも汚れているといわれています。例えば、人間は「呼吸」によって、酸素を吸って二酸化炭素を吐き出します。また、キッチンで料理をするとき、水蒸気やにおい成分、PM2.5などの主成分となる燃えカスなどが大量に発生します。もしこういった空気の汚れがすべて室内に溜まってしまうとしたら、わずか数時間で空気の質は非常に悪くなってしまいます。キッチンやトイレ、お風呂などに必ず換気扇がついているのは特に汚染物質の発生が多い場所だからというわけなのです。このように「換気」は良質な住生活にとって、欠くことのできない大切な住宅性能で、そこには「気密」も密接な関係があるのです。
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高気密住宅は、家が長持ちし住まう人が長期に渡り健康でいられる健康寿命を延ばすこと、そしてもちろん省エネであることが長所です。健康というキーワードは住宅で手に入ります。
これから、夢のマイホームを取得するのであれば、まず高気密にこだわり、体も家も健康を目指してみてください!
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家づくりとしっかり向き合うスタッフのいる栃木県小山市の工務店です。モデルハウスご見学予約はこちらから→リアルサイズモデルハウス『空門の家』