2020.08.07
新築の注文住宅をつくる場合、多くの住宅会社はA3用紙の紙に20~40枚の図面をつくります。平面図・立面図・配置図などよく耳にする図面の他に、展開図・詳細図・基礎図など専門的な図面を多くあります。
中でも、家を建てる施主が一番イメージしやすい図面の例として“イメージパース”というものがあります。これは、建物の外観や内観を立体的な絵にしたものです。パソコンでつくる場合と手書きの場合とありますが、どちらも透視図法が一般的で遠くのものは小さく、近くのものは大きく描く“遠近法”です。
名前のごとく、家の外観、外からみた家の仕上がりを見ることが出来るパースです。
実際のイメージパースがこちら↓深い緑色の外壁と無垢の木を張っています。
そして、実際の外観がこちら↓撮影した日が大雪の直後。曇り空なので少し印象は違いますが、建物自体はイメージパースと実際の建物に大きな違いはありませんよね?こちらはパースも写真もアイレベルが同じなのでほとんど同じに見えます。→この建物の実際の施工事例はこちらから!
アイレベルとは、「その景色を見る時の目線の高さ」「写真を撮る時のカメラの高さ」を言います。
ちなみに、アイレベルが違う場合がこちらです↓イメージパースは太陽光パネルを搭載しているイメージを確認するため、少し上空から作成しています。アイレベルは違いますが、建物のイメージはしっかり出来ると思います。外観パースを作成する際は、こちらの家のように可能であれば外構工事、エクステリアの計画も盛り込めると、よりイメージがしやすくなります。→この建物の実際の施工事例はこちら!
内観パースは室内のパースのことを言います。特に一番確認したい部屋としてやはりLDKという方が多いと思います。実際の内観イメージパースがこちら↓こちらの家は、LDKにロフトをつくっているので、その空間のイメージをするために、この場所のパースを作成しています。そして、実際に完成後撮影した写真がこちら↓完全にイメージ通りですね。このように、ある程度建物の仕様(色や、素材など)が決まった段階でパースを確認すると、住んでからのイメージがしっかり出来て、こんなはずじゃなかった!ということも少ないでしょう。→この建物の実際の施工事例はこちら!
例えば、打ち合わせ段階で「コレとコレ、どちらにしょう。。。」と色選定で悩んだ場合にも有効なのがイメージパースです。こちらの例は、外壁はホワイトと決まったけど、玄関の扉の色を悩み、両方のイメージパースを確認した場合です。↑玄関扉がチーク色の場合↑玄関扉がホワイトの場合
この2つを並べてみると、全く印象が変わります。この状態を頭でイメージ出来る人もいると思いますが、やはりイメージパースにしてもらうことで、より納得のいく色選定が出来るはずです。→こちらの建物の実際の施工事例はこちら!
いかがでしたか?こうしてイメージパースと実際の写真を見比べてみるとイメージパースがいかに大切かわかりますよね?ぜひ、家づくりをする際にはこのイメージパースを活用して、後悔しない家づくりをしてくださいね!