2021.01.19
ここ最近の新築住宅で見られる「LDK」、リビング・ダイニング・キッチンが繋がる間取り。家族のコミュニケーションを重視するご家庭や、子供を見守りながら家事をしたいご家庭にとって、LDKが一体化している間取りはメリットがたくさんあります。ですが、ひとつ間違った選択で思いもよらない後悔がうまれることもあるのです。ダイニングを家族の憩いの場、楽しい場になるよう、事前に知っておいて欲しいことをご紹介していきます。
まず、ダイニングの失敗で多いのが、キッチンとの関係性です。最もよく採用されるのがキッチンに対して対面にテーブルを置くケースです。配膳や片付けの際についついキッチンの腰壁の上に料理を置いてしまうと思いますが、ここで注意していただきたいのが、腰壁の幅、腰壁の上に施工するカウンターの幅です。このカウンターの幅が狭いとやはり料理を置いたときの不安定さがあります。 腰壁にダイニングテーブルをぴたりとくっつけて置くのであれば、カウンターに置かずともテーブル側に居る人に手渡しでも渡せるのですが、テーブルを離して置く場合は、カウンターを広く作る方が使いやすのではないかと思います。そこまでシュミレーションする方は少ないかもしれませんが、事前に細かくシュミレーションをしておくと、後悔はすくなくなります。作った時の使いやすさ使いにくさをしっかり頭に入れておきましょう。
次に多いのが、ダイニングテーブルを早く決めなかったことによる、照明器具の失敗です。とりあえず、最初は今使っているダイニングテーブルを使って少しづつ家具を買いたそうという人が多いのですが、特にダイニングテーブルに関しては、間取りを考える際にどのようなサイズのテーブルにするのか決めておくべきです。と言うのも、ダイニングテーブルの上にはほとんどの方が照明器具を取り付けます。そして、ペンダントライトにするのが一般的です。ペンダントライト1つをテーブルの中心に付ける人、また写真のように同じデザインの小ぶりのペンダントライトを2~3個付ける人など様々ですが、どちらにしてもテーブブのサイズに合わせて照明器具の配置をするでしょう。一般的な4人掛けのテーブルサイズは幅120~160㎝まであり、奥行きも60~90㎝まであります。例えば、当初は135㎝×70㎝で予定していて照明計画を立てたのに、実際購入したもは150㎝×70㎝だった場合を見てください。パッと見ると、そんなに変わらないように見えるようですが、毎日ここで何度も食事をし、ふとした時に見えるズレ。これは、日に日に心の中に膨らんでいきます。
また、サイズだけではなく照明器具の明るさ、大きさもテーブルによって変える必要があります。机の天板からペンダントライトの下のラインまで60~65㎝が、料理が最もおいしく見え、
最後に、これも多いです、コンセント問題。ダイニングって実は電化製品を沢山使いますせんか?ホットプレートやたこ焼き機、お菓子つくりを行う方もいるでしょう。また、パソコンを置いて作業をしたり、最近使用率が増えているスクリーン付きスピーカーやスマートスピーカーなどを置いても良いですよね。ダイニングって実は何をするにも便利なので、ダイニングの椅子に座っている時間がリビングに居るよりも長いなんて人も多いのです。コンセントの問題はダイニングだけではなく、どの空間でも失敗談を聞きますので、しっかりとシュミレーションをしましょう。
最後に、落とし穴的に浮上する問題がダイニングが暗い!そうなんです、これ、わりと多くの方から聞く悩みごとです。皆さん、間取りを考える際にリビングの明るさはとても重要視して考えるのですが、どうもダイニングに関しての明るさは後回しになりがち。もしもダイニングで朝食を摂るのであれば、朝日が差し込む明るいダイニングで食べたいですよね(朝なのに電気を付けないと暗いなんて。。。)。昼食・夕食をダイニングで摂る方もいると思いますが、朝一番の朝食に重点を置いた明るいダイニング計画にすることは、とても大切なことだと思います。
いかがでしたでしょうか?
せっかくの新築住宅計画。後悔のない素敵なダイニング空間になりますように♪
こちらも参考にしてください<キッチンとダイニングテーブルのレイアウトのまとめ【間取り】>