2021.11.23
照明は、インテリアにおいて雰囲気を左右する実に大切なアイテムです。照明ひとつで、その空間全体の雰囲気を変えてしまう力もあります。
部屋が暗くならないように、なるべく隅々まで明るく、と考えがちな照明計画。ですが、ただ明るいだけで居心地の良い空間にはなりにくいものです。ごくごく一般的な照明ではなく、自分たちが好きなデザインで空間を演出できる、そんな照明を計画してみませんか?ここでは照明のタイプ(種類)と明るさの感じ方についてまとめてみました。照明には実に様々なタイプがあります。それぞれの特徴をご紹介します。
天井に取り付ける、ごく一般的な照明です。様々な部屋の広さに柔軟に対応しており、部屋全体を明るく出来るのでどの部屋にでも採用しやすいのが魅力です。一般的には大きめで平たいデザインが多く、空間に圧迫感を与えてしまうのがデメリットです。最近では、リモコンでON/OFF以外に、色の変更や調光が出来るものが増えています。
天井からコードやチェーンで吊り下げる照明です。コードの長さを調整できるので短めにして広範囲を照らしたり、長めにしてスポットライト的に使ったり様々な使い方が出来ます。また、デザイン性が高いものが多いので、明りを灯していないときの空間のアクセントとして、インテリアの一部として考えると良いでしょう。
ダウンライトとは、天井に穴をあけ埋め込むタイプの照明です。埋め込んでいるので天井から飛び出さず、空間をすっきり見せるのに向いています。基本的には補助照明程度の明るさしかないものが多いので、いくつか組み合わせて使用します。デメリットは天井に穴を開ける必要があるので自分で後から取り付け、位置を変えるのは難しいことです。また、照度の計算をしっかりしないと明るさが足りないということがあるので、注意が必要です。
壁や天井に設置するバー状のもので、これ自体には照明の機能はなく、ペンダントライトやスポットライトを取り付けて使用します。レールに電気が通っているため、レール内であれば自由に照明器具の位置を変えることが出来たり、後から個数を増やすことも出来ます。デメリットはレール自体はそれなりに存在感があるので、レールと照明のデザインをしっかり考慮して取り付け位置を考える必要があることです。埋め込みできるタイプもありますが、その場合は工事が必要です。
フロアライトとは床に直接置くタイプの照明です。シェードの形で光の向きが変わるので、上に照らすのか下に照らすのかも選べます。壁際に置いて壁に反射した陰影を楽しんだり、その時々で置く場所を変えて空間の雰囲気を変えてみたり、インテリアとして置いてみるのも良いですね。
テーブルやデスクに置く補助照明です。手元を照らすためのものですが、用途によって光の色や光の広がり方を変える必要があります。ワークスペースで使用する場合はスポット的に狭い範囲を照らし、光色は昼白色などの色温度の高い青みがかったものが適しています。また、ベットサイドに置くときは、光色は電球色などの温かみのあるオレンジ色が適しており、ふんわりと柔らかい光を放つようなシェードを選びましょう。
壁に垂直に取り付けるもので、屋外で使用できるものも多くあります。天井や壁を照らす間接照明的なものや、周囲を照らせるメイン照明としての役割があるものもあります。
その名の通り、足元を照らす照明です。足元灯とも呼ばれます。実用性がメインの照明ですのでデザインの種類は多くありません。ベットサイドや廊下、階段などに取り付けて安全確保のために使用され、人が近づくとセンサーで点灯したり懐中電灯のように取り外せるものもあります。
建築化照明とは、照明単体ではなく建物と合体させた照明を言います。光源が直接見えず、天井や壁などに組み込むため、グレア(まぶしさ)防止にもなり、壁面や天井を照らすため空間を広く見せることができ、さらに空間の演出にも効果を発揮します。
建築家照明については、こちらで詳しく説明しています。→空間を一気におしゃれにする!建築家照明とは?
家づくりとしっかり向き合うスタッフのいる栃木県小山市の工務店です。資料請求はこちらから→「高性能×デザイン×コスパを叶える家づくり」第一住宅