2023.08.08
床材と言って一番に思い浮かぶのはフローリング材だと思いますが、近年無垢床材も人気が上昇しています。天然木の豊かな表情と温もりが魅力ですが、手入れが大変そう!金額が高い!などの疑問もあるのではないでしょうか。ここでは、まだまだあまり知られていない無垢床材の魅力やメリットとデメリットなどをご紹介していきます。
一般的なフローリングは複合フローリングと呼ばれ、基板となる合板の上に化粧板を張り付けたものですが、無垢床材は、単一木材から切り出した一枚の木材でできています。その魅力は数多くありますが、簡単に5つにまとめてみました。
無垢床材は1枚1枚が異なる表情を持ちます。自然の力がうみだすザインといってもよ良いかもしれません。2つと同じものがなく、1枚1枚違う表情を組み合わせて無数のパターンがうみだされます。それが、その家の床のデザインとなります。それは言葉ではいい表せない美しさであり、本物の木質ならではの魅力です。
無垢床材の上を素足で歩いた際の肌触り・踏み心地は安らぎと心地よさを与えてくれます。それは、木材の内部にある無数の空洞によって程よい硬さと温かみを感じさせるのです。また、一般的に柔らかく傷がつきやすい無垢床材ですが、それは私たちの日常生活にかかる荷重を吸収してくれるという面もあります。
本物の無垢の木を使用すると、表面に帯びた飴色の艶や木目の美しさが時間とともに増していきます。この経年変化は一生もので、自分たちの生活と重ね合わせて楽しむと愛着がより一層増します。さらに表面的な美しさはもちろん、木材本来が持つ力強さもにじみ出て、なお美しさを感じるのです。
木材の中にある無数の空洞が空気層の役割を果たし、空気中の余分な湿度を吸ったり、過度に乾燥した状態には湿度を放出するという持って生まれた湿度調整機能が備わっています。これがいわゆる「木の呼吸」です。そのため梅雨の湿気の多い時でも、床がべたっとする不快感もありません。(画像元:森林総合研究所より)
身も心もリラックスできる森林浴。それは無垢の木の精油分(フィトンチッド)の「香り」によるものです。フィトンチッドは精神を落ち着かせて気分を和らげる効果があります。目には言えないこの「香り」は、人体に安全な天然物質なので副作用の心配もなく、多くの化学製品に囲まれている現代だからこそ、とても価値のあるものなのです。
無垢床材の魅力をお話してきましたが、自然素材ゆえのデメリットもいくつかあります。
無垢床材の魅力とデメリットをお話してきましたが、天然木の本来の質感や香り、自然素材ならではの味わいなどは、いくつかのデメリットを考慮しても、選ぶ価値のある床材といえます。
第一住宅では、無垢床材を標準仕様とし注文住宅をつくっています。そこは、譲れないこだわりです。ご興味のある方は、お問い合わせください。
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