2023.12.12
注文住宅を建てたい!と考えた際に、自分たちが無理なく支払える住宅ローン支払い額で、自分たちの想像する家を建てることはできるのか、一度は考えると思います。
今回は、4000万円の予算で注文住宅の家は建てられるのかどうか、4000万円の予算でどのような家を建てられるのか、栃木の土地購入額の相場などをまとめてみました。
まず最初に、注文住宅を建てる際の相場を、フラット35を提供している住宅金融支援機構の調査を基に、住宅建築費や建物の広さを見てみます。
ここで言う建築費は、建物主体工事費、主体工事に付随する電気・給排水・ガス設備・太陽熱温水器などの各工事費、設計費、工事監理費、除却工事費、屋外附帯工事費、その他の経費の合計額です。
建物だけの工事費ではないので、坪単価でみると少し高い気もしますが、この建築費に土地購入費をプラスすると、注文住宅を建築する際の全体予算になります。
ちなみに、栃木県の各市町村の土地価格相場は以下の通りです。
※弊社の施工エリアのみ抜粋したランキングとなります
栃木県はエリアによって土地の相場が大きく変動します。土地価格の一番高い宇都宮市で、例えば60坪の土地を取得すると1,266万円、9位の栃木市や足利市の場合だと396万円と、かなりの差があります。ですが、あくまで相場ですので同じ市町村内でも坪単価の上下は有りますので(参考:栃木市の坪単価最高は20万円、最低は1.6万円など)、土地予算を考える際は注意が必要です。
4000万円の住宅ローンを組む場合、月々の支払額は以下のようになります。
●返済期間35年:月々106,500円
●返済期間40年:月々95,000円
金利は2023年10月現在の最頻金利の0.65%で、ボーナス払いなしで試算しています。変動金利であれば金利の安い住宅ローンもあります。無理なく支払いが可能かどうか確認しましょう。
また、4000万円の住宅ローンを組める年収の目安は以下のようになります。
●最低年収:500万円
●推奨年収:608万円
これは現段階での年収の目安ですので、今後の金利上昇リスクを考えておきましょう。なお、金融機関や金利状況、住宅ローン申請者の信用などで借入可能額は変わります。建築会社に相談の上で事前審査(仮審査)でご確認ください。
建築費(土地費用を除いた総額)のみで4000万円の注文住宅は相場感を大きく超える予算です。新しく土地を購入し注文住宅を建てるとなると、例えば、最初にご紹介した住宅金融支援機構の調査の結果による栃木県の注文住宅を建てる際の相場で計算してみると
延床面積36.6坪で坪単価88.0万円で、3220万円。4000万円の予算から差し引くと780万円を土地購入費用に充てることができます。仮に1000万円の土地が欲しいとなった場合、建築費は3000万円となるため、この相場から考えると、オプション工事などは優先順位を決めて加えていく必要がありそうです。
第一住宅の相場でお話しますと、平均延床面積が31.3坪、坪単価は98万円となり、3069万円が土地費用を除いた総額となります。(ここで言う坪単価は、一般的な坪単価ではなく、諸費用なども含みますが、事務手数料や外構工事費用は含んでおりません。また実際に建築された32棟の平均値となります)
第一住宅は、<栃木100年住宅>をテーマに高性能住宅を、建築家と一緒に完全自由設計でご提案している会社です。決して安くはない建築会社ではありますが、住んでからの快適性とランニングコストを減らす省エネ性、そして完全自由設計という<あなただけの家づくり>を両立させています。暮らしやす満足度の高いお家を建てておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。