2023.12.26
2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。これは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理などによる「吸収量」 を差し引いて、実質的にゼロにすることを意味しています。カーボンニュートラルの達成のためには、個人単位でも温室効果ガスの排出量の削減に努める必要があります。
ここ数年、真夏や真冬になると電力需給のひっ迫に関してのニュースが増えてきていることにお気づきかと思います。国としても無理をする、我慢を強いる節電ではなく、節電につながる事を日常生活に取り入れることで健康にも、家計にも、地球にも優しい家づくりをおすすめしています。
上のグラフからも分かる通り、電気からのCO2排出量が圧倒的に多く、電気の使用量を減らすことが出来ればカーボンニュートラルに近づくことができるのです。
電気の使用量を減らすために、まずは窓の断熱性能を上げることをおすすめします。夏に窓から入る熱量は73%、冬に窓から逃げていく熱量は58%もあると言われています。熱損失が大きい窓の断熱性能を高めることにより、冷暖房費負担の軽減や、CO2排出量削減への貢献が可能です。
新しく家を建てるときは、断熱性能の高い窓を採用し、すでに建築済みの場合は断熱窓に交換することで省エネ効果を得られます。
上記のグラフから、一世帯あたりの二酸化炭素排出量は照明・家電製品、自動車で全体の半分以上を占めていることが分かります。わたしたちの日常生活(家庭)から排出されている二酸化炭素(CO2)ですから、個人でできる取組をして、CO2の排出を減らしていきましょう。
「まだ使えるから」「もったいない」と何年も使い続けている家電ありませんか?家電の省エネ化は毎年進んでいて、古い家電を使い続ける方が電気代がかかり、新しい家電を購入する方が結果的にはお得になるのです。二酸化炭素排出量の多い家電を省エネのものにすることで、電気代がかからず、地球にも優しくてお財布にも優しい、おトクな生活が可能です!
省エネ家電に買い替えると、どれくらい節約になるかというと、10年前と比べて冷蔵庫で47%、照明器具では85%とかなりの節約になります。冷蔵庫を例に挙げると、10年前の冷蔵庫を最新のものに買い替えると年間で約5300~7160円節約できます(一般財団法人家電製品協会の試算による)。
いかがでしたでしょうか。今回取り上げた「一歩」は多少お金のかかることでしたので、次回はお金をかけずに小さなことから取り組めることをご紹介します。
省エネでCO2削減に貢献できる高性能な家づくりをしている、第一住宅にご興味のある方は、お気軽に資料請求をお願いします。