広い庭に、まるで公園のように青々とした芝が広がるAさん邸。家づくりのきっかけは、この広々とした土地を譲り受けたことでした。
「もともと、子どもが小学校へあがるまでには建てたいねと話していましたが、それほど焦りはなくて。じいちゃんが土地を譲ってくれるという話が出たことや、周りの友人や親戚が家を建て始めたことにも刺激を受け、自分たちも建てようか!と動き始めました」と、2年前を振り返ります。
ご実家や親戚が大手メーカーで家を建ててきたことから、「建てるなら大手メーカーで」と漠然と考えていたというAさん。とは言え「性能、コスト、デザインの3本柱が揃っていることが会社選びの条件でした」と、知名度やイメージだけで選ぶことはせず、まずは各社を見学し、中身をじっくり検討することから始めたそうです。
「理系人間なので数字的な部分がとくに気になって。C値とか耐震強度とか、はっきりと数値で表して納得できる性能を示して欲しかったんです」と話すAさん。ご自身でも勉強したうえで各社をまわって担当者に話を聞きましたが「性能に関する説明が曖昧だったり、性能はいいけど間取りの自由度が低かったり、そもそもコストが高すぎたり。なかなかしっくりくる会社には出会えませんでした」と言葉を続けます。
そんななか、ある展示場を訪れた際にR+houseの家を見て「性能もデザインも良さそう」と感じたというおふたり。「どこで建てられるのか調べたら第一住宅が出てきて、早速小山の犬塚モデルハウスへ行きました。建築家さんが案内してくれ、性能や数値に関する質問にもパっと答えてくれて。構造のことからシロアリ対策のことまで、気になることへの質問に対してすべての答えが明確で納得できたので、ここなら信頼できると感じました」とAさんは話します。
性能面への納得感に加えてデザイン性や仕様にも満足できたと、モデルハウスを見学した印象を振り返るおふたり。「LDKは20畳くらい欲しい、アイアン階段をつけたい、無垢の床にしたいなど、ぜんぶの希望が標準仕様で叶うと知ってうれしかったですね。第一種換気も、木をふんだんに使った雰囲気も、求めるものがすべて揃っていることが魅力でした」と、第一住宅を選んだ決め手を笑顔で話してくれました。
建築家との打ち合わせでは「いい意味で家づくりの概念がひっくり返りました」と話すおふたり。たとえば、リビングドアについてのやりとりがそのひとつです。
「リビングドアをつけたいと伝えたら、どうしてですか?と聞かれて面くらいました。当然あるものだという感覚で、理由なんて考えたこともなかったので。でも、間仕切りがないほうが気密断熱性能をいかした空間づくりができるとの説明をうけて、なるほどと納得できました」とAさん
ホールの中央という斬新な位置に配した造作洗面も「なんでここに?と思うような配置ですが、実際暮らしてみるとすごく使いやすいんですよ」とニッコリです。
家族の洗濯物がたっぷり干せるランドリールームと大容量のファミリークロゼットは、夫人のリクエストによるものです。「以前の住まいではリビングに部屋干ししていたので、料理をしていても食事をしていても洗濯物が目に入ってしまうのが悩みで。いまはスッキリ暮らせてお洗濯もラクになりました」と夫人。
「ファミクロも、つけたいと希望しただけで具体的なイメージはありませんでしたが、ランドリーとくっつける提案をしてもらい、乾いたらすぐ仕舞えるの最短動線なのですごく便利です」と大満足のご様子です。
お子様に「お家で好きな場所はどこ?」と聞くと、元気に階段をのぼって2階の子ども部屋へ案内してくれました。
その様子を見て「自分の部屋ができたことがすごくうれしいみたいです」と、やさしく微笑む夫人。「キャンプが好きなこともあって以前は休みのたびに出かけていましたが、家を建ててから家で過ごす時間が増えました。広い庭もあるし、リビングでもサッカーあそびができるし、のびのび楽しんでいます」と、笑顔はますます広がります。
おうちで過ごすことが好きになった理由は、のびやかな空間が実現できたからだけではありません。お気に入りのデザインを選び抜いて仕上げた空間だからこそ、楽しく過ごすことができるのです。
「寝室をホテルライクな雰囲気にしたくてカーペットフロアを希望しました。一般の住宅ではあまりやらないみたいなので、どうかなと思いつつ相談したら『いいですね!』と言ってくれて。落ち着いた雰囲気が気に入っています」と夫人。都内のショールームへ足を運んだ熱意が実り、イメージ通りの空間に仕上がりました。
犬塚モデルハウスを参考にしたという、リビングの天井と軒天がつながるデザインもこだわりのひとつ。フロートタイプのテレビボードは壁際にロボット掃除機の基地がすっきり収まるよう計算されていて、「まさにシンデレラフィットです」と、Aさんのひそかなお気に入りポイントです。
建築家との家づくりをふり返り、「私たちの希望を聞きつつ、柱の位置など構造的な制限ともうまく折り合いをつけてベストなあんばいで設計してもらえたと感じています。補助金活用やコストの相談も親身に対応してくれ、出張中のサポートなども助かりました」と話すおふたり。秋には家族が増えるとのことで、おうち時間がますます楽しくなりそうです。
所在地/茨城県古河市
家族構成/夫婦+子供1人
構造規模/木造軸組工法
敷地面積/229.0㎡(69.2坪)
延床面積/105.1㎡(31.7坪)
UA値/0.39w/㎡・K
C値/0.12c㎡/㎡