子どもの頃から愛犬との暮らしに憧れていたというKさんと、間取りを見ることが好きでいつか自分の家を建てたいと願っていたという夫人。2年前に結婚したおふたりは早速、念願の家づくりをスタートさせました。
「じつは、結婚する前から第一住宅のインスタをずっと見ていました。デザインも素敵だし、木をふんだんに使った雰囲気も好きで、『建てるなら第一住宅で!』と8割がた心は決まっていました」と夫人は話します。
実際に第一住宅の犬塚モデルハウス『空門の家』を見学し、「無垢の床や木に包まれた空間の雰囲気、独創的な間取りなど、これまで見てきた家とは別格だと感じました」と大絶賛のおふたり。完成見学会にも参加し、回遊できる動線の工夫や間取り、白い壁に無垢の床が映える空間など、参考にしたいポイントがたくさんあったことも家づくりへのモチベーションを高めてくれたそうです。「何より、家に入った瞬間に感じる木の雰囲気が良かったですね」と、当時の印象を笑顔で振り返ります。
とは言え、家づくりは一生に一度の大きな買い物です。他も見てみようと、自然素材や高性能な家づくりを得意としている工務店やハウスメーカーにも相談したそうですが「性能は良くてもデザインがいまいちだったり、よくある間取りで感動がなかったり、第一住宅を超える会社には出会えなかったですね」と、じっくりと比較検討したうえで第一住宅を選んでくださいました。
建築家との打ち合わせでは、「ずぼらな私たちがラクに暮らせる家にしたい」と希望。回遊動線を取り入れたい、キッチンに横づけのダイニングにしたい、など具体的な希望を伝えつつも、「絶対にいい感じにしてくれるはず、という確信があったので、細かな間取りはおまかせするスタンスでした」とおふたり。
その期待通り、土地の形に合わせて建築家が提案したL字型のプランがひと目で気に入り、ベースはほぼファーストプランのままでその後の打ち合わせを重ねていきました。
じつはおふたり、建築家との打ち合わせに際して「こんな暮らしがしたい」という希望や自分たちの性格についてなどをまとめたプレゼン資料を用意していたそうです。「その場でうまく言葉が出てこなかったり、言いたかったことを伝え忘れたりしてしまいそうで…。こんな雰囲気が好き、というイメージ写真なども添えて渡しました。しっかりと読んで私たちの想いを汲み取ってくれたと感じています」と笑顔で話してくれました。
そうして伝えた希望のひとつが、「寝室を静かな空間にしたい」というもの。ともに医療系のお仕事をされているため、夜勤で生活時間が合わないことも多く、お互いの生活音などにこれまでとても気を遣っていたそうです。
「寝室の壁に断熱材を入れて防音性を高めたり、家のいちばん奥に配置して廊下の入り口にも扉をつけてくれたり、建築家と担当者のおふたりがひとつの希望に対していろいろ知恵を絞って考えてくれたのが嬉しかったです」とにっこり。
とくに夫人は少しの物音でも目を覚ましてしまうほど敏感なため、以前はKさんが忍び足で歩いたり、テレビやゲームもヘッドホンをつけて楽しんだりとかなり慎重に過ごしていたそうですが、「今は室外の音が気にならず、すごく静かでぐっすり寝られます」と、それぞれの時間を気兼ねなく過ごせるようになりました。
また、「玄関ホールがない」という斬新な間取りも、おふたりの理想の生活をカタチにするための重要なポイントでした。
「最初に図面を見たときは、えっ!だいじょうぶなの?と驚きましたが、自分たちの生活スタイルにはすごくぴったりだなと感じています。余計な動線がなくて、帰宅してすぐに荷物をおろして手洗いができて、買い物帰りもラク。ランドリーとファミクロが横並びになった動線もすごく便利で、洗濯動線が快適になりました」と大満足のご様子です。
ランドリールームに置いた造作の洗面化粧台も、夫人のお気に入りのひとつです。
「天板を広くして、ドレッサースペースをつけてもらいました。座ってお化粧できるように椅子が入るスペースも空けてもらい、すごく気に入っています。以前はリビングの片隅で身支度していたので、専用の空間があるのはほんとうに快適です」と夫人。
Kさんも、「朝、シャワーを浴びて洗面台で髪を乾かして、クロゼットで着替えて、という朝の身支度が一直線でできるので出かける準備がすごく早くなりました」と笑顔で言葉を続けます。
寝室へつながる廊下に置いた書斎スペースも、資格の勉強やお仕事の資料づくりなど自宅でのデスクワークが多いおふたりにとっては欠かせない空間です。
「以前は職場に残って作業していましたが、今は早く家に帰りたいので持ち帰っています。どの空間も暖かいので、以前は手放せなかったモコモコの靴下や部屋着も使わなくなりました」と、笑顔で話す夫人。「玄関を入った瞬間、夏は涼しくて空気がカラッとしていて、冬は外が寒くても暖かいので、あれ?エアコンつけっぱなしだったかな、と思うくらいです」と、Kさんも快適な温熱環境を実感しているご様子です。
ご夫婦そろってアウトドアが趣味で、以前は毎月のようにキャンプに行っていたというおふたり。「広いデッキをつけてもらったので、外でごはんを食べたり、焼き鳥を焼いたり、家でたっぷり楽しめます。ダイニングでパーティしたりお酒を飲んだりするのも好きで、家が趣味になりました」と、アパート住まいのころにはできなかったことを存分に楽しみ、おうち時間を満喫しているそうです。家庭菜園やDIYでの庭づくりなど新たな楽しみも増えて、笑顔はますます広がります。
お引き渡しから間もなく、運命の出会いを経てかわいらしいワンちゃんを新たな家族に迎えたおふたり。「将来の子ども部屋に…と用意したスペースは、すっかりこの子の部屋です(笑)。どの空間をどう使うか、玄関ホールは必要かどうか、固定概念にとらわれず自分たちにとって暮らしやすいことがいちばん大切なんだと感じています」と、おふたりにとって“ちょうどいい”暮らしを満喫中。「小山は青空のまちだと思っているので、家のどこにいても空が見える窓をつけてもらったのも気に入っています」と、素敵なコメントもいただきました。
所在地/栃木県小山市
家族構成/夫婦+愛犬
構造規模/木造軸組工法
敷地面積/255.5㎡(77.2坪)
延床面積/86.9㎡(26.2坪)
UA値/0.36w/㎡・K
C値/0.12c㎡/㎡