足利市｜Ｌ字型の平屋

その思いが変わったのは、KさんがYouTubeで何気なく見た家づくりの動画がきっかけでした。「家づくりのハウツー的な内容の動画で、気密性能の大切さやメリット、家づくりのうえで大切なポイントなどを紹介するものでした。当時暮らしていたアパートの寒さに悩んでいたので、衝動的に『高気密であたたかい家に住みたい』と感じたんです」とKさんは話します。

「栃木」「家づくり」「高気密」とキーワード検索してヒットした会社の中で、いちばんに目に留まったのが第一住宅だったというKさん。その理由を「何と言ってもデザインのカッコよさですね」と話します。
「まずは見学してみるか、と軽い気持ちで第一住宅の犬塚モデルハウスへ行ったら、完全に家づくりモードのスイッチが入って。シンプルでカッコいいデザインと快適な空間を体感して、『いつかそのうち…』が『どんな家にしようか！』というワクワクした気持ちに変わったんです」。

Kさんご夫妻が最初に第一住宅を訪れたのは秋口のこと。「その頃住んでいたアパートでは、夏は部屋にいるだけで汗が出てくるし、冬は毛布をかぶってコタツに籠っているような生活でした。その悩みをアドバイザーさんに話したら、性能について詳しく説明してくれ、最後に『来年の年越しはあたたかい家で過ごせますよ』と。そのひと言で、俄然やる気になりました」とKさんは話します。

おふたりがいちばんに希望したのは「家族みんながリビングに集まって団らんできる家」。さらに、「叶うのであればワンフロアで生活が完結する平屋で暮らしたい」という理想もありました。
「正直、敷地や予算の面で平屋は難しいかなと思っていましたが、建築家さんが『大丈夫、建てられますよ』と背中を押してくれました」とKさんは振り返ります。

最初は漠然としていた家づくりのイメージも、お家カルテの項目に希望を書き込んでいくうちに『こうしたい』という夢がどんどんふくらんでいったそうです。
「カルテには、将来のイメージや普段の暮らしについての項目もあり、私たちのためだけのプランを提案してくれるんだということを改めて実感しました」と、建築家と建てるオンリーワンの家づくりに大満足のご様子です。

開放的で明るい雰囲気や、キッチンとダイニングが横並びになる家事ラクのレイアウト、リビングの一角に設けたスタディスペースなど、一つひとつの希望を叶えたLDK。庭に面した大きな窓から注ぐ光とアカシアの無垢床に包まれた居心地の良い空間は、家族みんなのお気に入りです。

ホワイトとグレーで統一したキッチンは、モデルハウスを参考にしたもの。「シンプルで素敵なデザインがすごく気に入って、同じキッチンにしてくださいとお願いしました」と夫人。
また、L字型の間取りと大きな窓のおかげで「キッチンから庭や子ども部屋にも目が届くので、子どもがひとりで遊ぶようになっても安心ですね」と、笑顔で話してくれました。

キッチンと直線でつながる動線が便利な洗面室・脱衣室は、ホワイトと木目を基調にしたデザインで明るく爽やかな雰囲気に。夫人の希望で随所に収納を設け、すっきりと美しい空間はいつも気持ちよく使うことができます。

L字型の中心に置いた小上がりの畳スペースは、ちょっと腰掛けてくつろぐのに丁度良い高さがポイントです。「節句人形を飾りたくて、床の間もつくってもらいました」と夫人。西側の壁に天井高のガラス戸を入れたひと工夫も「視界が抜けてより広さを感じられるし、家の奥まで明るくて、とても気に入っています」とニッコリ。

どの部屋にもたっぷりの陽光が注ぎ、明るさと開放感に包まれたKさん邸。「真冬もエアコンは20℃弱の設定でじゅうぶん。お風呂やトイレも寒くないし、コタツから出られなかった以前の暮らしがウソのようですね」とKさん。「冬これだけ暖かいと夏は日差しで暑いのかなと少し心配していましたが、季節が変わるにつれて日陰の長さも変わってきたのがはっきりとわかり、夏も快適に過ごせそうなので楽しみです」と言葉を続けます。
バーベキューやプール遊びなど、アパートではできなかった楽しみも増え、家族の夢はますます広がっていきます。