2026.03.01

北は暗い・寒いというイメージが強い方角ですが、「北玄関の家」は、日当たりの良い方角に居住スペースを確保しやすい・ご家族にとって最適な家事動線の間取りをつくりやすいというメリットがあります。
また、暗い・寒いという北向き特有の環境は、住宅性能やデザインによって解消可能です。
今回は多くのご家族の快適でおしゃれな家づくりをサポートしてきた栃木の工務店『第一住宅』が、北玄関の間取りづくりを成功させる方法を、わかりやすく解説します。
ご家族が長く快適に暮らせる家づくりのために、ぜひ最後までご覧ください。
栃木でマイホームの間取りを検討中の方は、第一住宅へお問い合わせください。
ご家族の理想の暮らしを実現する間取りプランを提案いたします。



目次

はじめに、北玄関の家がご家族にとって最適な家事動線の間取りをつくりやすい理由を、簡単にご紹介します。
多くのご家族が「南向きのLDK」を選択し、LDK内のキッチンは北側へ配置します。
北玄関の間取りは自然と玄関・キッチンの距離が短くなり、アクセスが良くなりますよね。
玄関からLDKへの動線を2方向へ分散させる間取りも容易に作成できます。
【玄関からLDKへの動線を2方向へ分散させた間取り事例】

上記の画像の住宅は、固定階段のあるロフトを設けている点も特徴です。
平屋にロフトを設けた事例、固定階段設置のルールなどを、こちらの記事でご確認いただけます。
〈関連コラム〉平屋+ロフトの家|固定階段の設置ルールと後悔しないための間取りポイント、おしゃれな事例を解説
上記の画像のように玄関からキッチンへの動線の途中にパントリーがある間取りは、買い物帰りにスムーズに食材などを片付けることが可能です。
またLDKへの動線を2方向へ分散させる間取りは、玄関・LDKの出入り口周辺で人の渋滞が起きづらいというメリットもあります。
ランドリールームは天候・時間を気にせず洗濯物を干せるため、多くのご家族が間取りに取り入れています。
北玄関の家は日当たりの良い方角の間取りの自由度が高く、南向きの余剰スペースをつくり出し、ランドリールームを配置しやすい点も魅力です。
洗濯は作業工程が多く室内を移動しながら作業をする必要があるため、長い時間を過ごす場所(1階LDKなど)の近くにランドリールームがあるだけで、毎日の家事ストレスを大きく軽減できます。
家事作業の多くは水回りスペース周辺で行うため、キッチン・水回り(トイレ・洗面所・浴室)を近くに配置すると、家事作業時の移動がスムーズです。
北玄関の家は、「キッチン・水回りを北側に集約する」という選択をしやすいため、多くの家事を効率的に進められます。
またドアを開放することで行き止まりがなくなる「回遊動線」をキッチン・水回りスペースに取り入れると、行きたい方向へ短距離でアクセスできるようになります。
【キッチン・水回りスペースに回遊動線を取り入れた事例】

こちらの記事で、玄関のデザイン性にこだわった住宅の事例をご確認いただけます。
〈関連コラム〉玄関の間取りがおしゃれな注文住宅事例|失敗しない動線のつくり方、おすすめの収納アイデアなど解説
次に、北玄関の間取りもご紹介します。
こちらは北玄関・2LDKの平屋間取りです。
すべての空間がLDKと直結している、「廊下のない間取り」です。
「廊下がない=移動の際にドアの開閉回数が少ない」ため室内の移動がスムーズで、メイン収納として4畳ほどのファミリークローゼットを設けているため、物の住所(指定の置き場所)を明確にしやすく、ご家族それぞれが室内環境を整備しながら暮らせます。

こちらは北玄関・3LDKの2階建て間取りです。
北に大容量の収納スペース・水回りスペース・階段を集約して、日当たりの良い南の居住空間を最大限確保しました。

栃木の第一住宅にはたくさんの施工事例がございますので、ぜひごらんください。
栃木の第一住宅は高断熱・高気密の・高耐震のおしゃれな家づくりを実現できる工務店です。
お気軽にお問い合わせください。




今回は北玄関の間取りをご紹介していますが、「北以外の方角に玄関を配置したら間取りはどうなる?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
玄関の方角は接道状況・土地の状況によってある程度選択肢が限られるのが一般的ですが、北以外の選択肢もある場合には、各方角に玄関を配置するメリット・デメリットを踏まえて間取りを検討して頂けると幸いです。
北玄関のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
【北玄関のメリット】
【北玄関のデメリット】
北玄関の間取りは、玄関周辺を明るく・暖かく保ちながら、湿気も滞留させない工夫が必要です。
明るさの確保や湿気対策のために「窓を設置」「ガラス入の玄関ドアを選択」といった考えが浮かびますがますが、北玄関は「開口部が多いほど寒い」環境となる点に注意しましょう。
快適な室内環境維持のために、以下のような工夫を設計に取り入れていただけると幸いです。
こちらの記事で、室内環境を維持する重要な性能である気密性・断熱性・換気性の高い家のつくり方をご確認いただけます。
〈関連コラム〉気密性の高い家のデメリット解消には断熱性・換気性が必須|ハウスメーカー選び、高気密のメリットも解説

南玄関のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
【南玄関のメリット】
【南玄関のデメリット】
南は明るさ・暖かさが魅力の方角ですが、南玄関を選択すると、玄関の空間全体位が居室の採光を遮るスペースになります。
吹き抜けや高窓を設置するなど、家の奥まで自然光が入る間取りの検討をおすすめします。
また、家事の効率化に便利なランドリールームを南に配置すると居住スペースを圧迫するため、「新築時にガス乾燥機を設置できるよう設備を整えておく」などの、洗濯作業を効率化する方法を検討しましょう。
東玄関のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
【東玄関のメリット】
【東玄関のデメリット】
東玄関は他の方角と同様にデメリットがあるものの、解消が難しいデメリットではありません。
そのため、東玄関は大きな欠点がない点が最大の魅力です。
西玄関のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
【西玄関のメリット】
【西玄関のデメリット】
西玄関は午後から角度の低い直射日光が当たる時間が長いため、玄関ドア・外壁・玄関ポーチの屋根などの外装を耐久性の高い建材にすることをおすすめします。
また、玄関に窓を設置すると強い日差しによって玄関内の内装が日焼けするため、窓の高さ・大きさの調整も必要です。
外装・内装に直射日光が当たる角度・時間は周辺建物の影響で変化するため、家づくりを依頼する工務店に採光シミュレーションを依頼して、窓の高さ・大きさを検討しましょう。

次に、北玄関の家の最大の懸念点である「玄関の明るさ・暖かさ」を確保する方法もご紹介します。
北玄関は、以下2つの方法で明るい環境を実現できます。
【明るい内装デザインのポイント】
明るい内装デザインのポイントは、「色選び」「空間の広がりの演出」です。
例:明るい内装デザインの玄関


【自然光を別の方角から採り込む】
自然光が入らない北玄関は、以下の方法で明るい環境づくりが可能です。
例:自然光を別の方角から採り込んでいる玄関の例


住宅の間取りは、南にご家族が長い時間を過ごす居住スペースを配置し、北に水回りスペースなどを配置するのが一般的ですよね。
住宅の北側は人の気配がない環境になりやすいため、北に玄関のような「大きな間口」を配置する家は、強固な防犯対策の検討も必須です。
主な防犯対策は、以下のとおりです。
| 項目 | 防犯対策 |
|---|---|
| 鍵 | ・ピッキングに強く、合鍵の複製も難しいディンプルキーを採用 ・解錠に時間がかかるダブルロックを採用 ・鍵穴がない電子錠を採用 |
| 玄関ドア | ・こじ開け防止プレート付きのドアを採用 ・ガラス入りの場合は防犯ガラスにする |
| 玄関周辺 | ・インターホンは門柱に設置して部外者を敷地内に入れない ・防犯カメラ設置 ・人感センサーライト設置 ・防犯砂利を敷く ・背の高い塀などを設けず死角をつくらない ・カーポート・物置は2階へ侵入する足場とならない位置に設置 |
| 間取り | ・LDKから玄関が見える間取りにする ・玄関ドアの開放時に室内が見通せない間取りにする ・玄関を吹き抜けにして2階から見通せるようにする |

最後に、マイホームの間取りを検討中の方から、第一住宅がよくいただく質問・回答をご紹介します。
A.一般的な風水診断では、北玄関は気の流れを安定させやすいなどのメリットがある一方で、暗さ・寒さがマイナスの気を発生させやすいとされています。
ただし、風水は自然の力を利用して私たちの心身を最適な状態に整えるための指針で、悪い診断を解消する対策も存在します。
現代の住宅は建材や住宅設備によって室内環境を整える力を持っていますので、土地の状況や周辺環境に応じた間取り・住宅性能の組み合わせで、快適な家づくりのプランを組み立てましょう。
間取り作成は家づくりの要ですが、「間取りを考え過ぎて正解がわからなくなった」とお悩みの方がいらっしゃると思います。
栃木でご家族にとって最適な間取りプランの提案をご希望の方は、第一住宅へお気軽にご相談ください。



A.北玄関の植栽には、「日影に強い」「湿気に強い」「強い北風で落葉しない」植物が適しています。
また、一年中緑を保つある植物を選ぶと、玄関周辺が明るくなります。
【例】
北玄関の特徴、事例、デメリットを解消する方法などをご紹介してきました。
北玄関は、家事動線が良い間取りを作りやすいため、あらゆる世代・家族構成のご家族におすすめできます。
今回ご紹介した北玄関特有の環境などを、ご家族が長く快適に暮らせる家づくりの参考にしていただけると幸いです。