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エアコンの冷房と除湿の使い分けって?今年は上手に使って快適に♪

2024.05.07

そろそろエアコンの出番、ジメジメな梅雨と毎年辛い暑さの夏。そこで、知っているようで、意外と知らない人も多いエアコンの「冷房」と「除湿(ドライ)」の違いと使い分けのポイントをまとめました。


:≡目次


1.「除湿」と「冷房」の違い

2.「除湿」と「冷房」の使い分け

3. 洗濯物を室内干しした時は、どっち?

4. まとめ





「除湿」と「冷房」の違い




「冷房」と「除湿」の違いは、基本的には同じです。エアコン内に取り込んだ空気を冷やし、空気中の水分を結露させて水にし、室外に放出(屋外のエアコン室外機ホースから出る水がこれです)するというものです。

ただし、「除湿」の場合は湿度を設定湿度に下げることを優先します。除湿するために室温は下がりますが、冷やすことがメインではないので、そこまで室温は下がらないように調整しています。「冷房」は設定された室温まで冷やすことが目的ですが、室温が下がると必然的に湿度も下がります。


室温と空気中に含むことができる水分をコップを使って説明すると、

室温30℃でコップいっぱいに入る水の量と、20℃の場合の水の量が違うことが分かると思います。エアコンはこの原理を利用しています。

そのため、「除湿」と「冷房」は目的は違うものの、同じ原理を利用していることにります。





「除湿」と「冷房」の使い分け




「除湿」するには原理的に室温は下がってしまいますが、例えば梅雨時期のじめじめしている時に、湿度を下げたいけど、気温(室温)がまだ低いから寒くなりすぎないようにしたい時におすすめです。「冷房」は気温(室温)が暑い時にしっかり冷やしたいときにおすすめです。要するに「除湿」は弱い冷房と考えると良いかもしれません。





洗濯物を室内干しした時は、どっち?




梅雨時期や雨の日、花粉の時期などは洗濯物を室内に干す機会が増えますが、この場合は「除湿」と「冷房」のどちらが良いのか、悩みますよね。

結論から言うと、どちらでも大丈夫です。前述したように、冷房の場合は室温を下げながら除湿もしますのでで、室内が暑い場合にはとても有効です。ところが、室温が低い時に「冷房」を使うと、冷えすぎてしまうことになります。そんな時は、「除湿」で空気中の水分を取り除きながら、サーキュレーターなどで風を当てると、洗濯物も乾き、室温が下がらず、なおかつ除湿もできるということになります。





まとめ




いかがでしたか?「除湿」と「冷房」の使い分けは、室内の気温や、どの程度室内を冷やすのかがポイントです。部屋の温度を一気に下げ、かつ湿度も抑えたいのであれば、「冷房」、ジメジメした湿気を感じるけど、気温が低くて寒い……なんて時は「除湿」が役立ちます。ちなみに、「除湿」と「冷房」の消費電力に大きな差はありません。どちらを使う場合でも、設定温度は高くしたほうが節電になります。湿度が高い室内は不快なだけでなく、カビやダニが発生するリスクも高まります。さらに、家そのものにダメージを与えることもあるので、エアコンを上手に使い、人にも家にも快適を叶えましょう。



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