2024.04.23
花粉症発症者は年々増加し、今や国民の2人に1人が花粉症だといわれています。特に関東エリアは花粉飛散が多いと言われ、今年も大量飛散が予測されています。そんな花粉を家の中に持ち込まない対策を簡単にまとめてみました。
今年の花粉の飛散数はほぼ全国的に大量飛散。昨年より少ない見通しですが、ほとんどの地点で要注意レベルを超えると予測されています。暖冬の影響で飛散開始が例年より早くなり、関東エリアでスギ・ヒノキ花粉が本格的に花粉が飛び始めたのは2月中旬からです。
下記の表は関東エリアの花粉カレンダーです。スギ花粉やヒノキ花粉の花粉症に悩まされている人が多いため、「花粉症といえば2〜4月」と思っている方も多いのではないでしょうか。ところが実際には、初夏から秋にかけてイネ科、夏から秋にかけてはブタクサ属などの花粉が増加。そのため、花粉は一年を通して飛散しているのです。
花粉の飛散パターンは、その日の気象条件によって変わりますが、都市部の場合の花粉飛散ピークは一般的に「昼前後」と「日没後」の2回といわれています。
これは早朝、日の出とともに雄花が開き、放出された花粉が風に乗って都市部にやってくるタイミングが「昼前後」であること、そして夕方の気温の低下による空気の対流で、上空の花粉が地上に落ちたり、落ちていた花粉が再び舞い上がるためと考えられています。花粉シーズンの春先などは、夕方も花粉への注意が必要になります。
花粉を家の中に持ち込まないことで、室内にいるときは花粉症状を予防もしくは軽くすることができます。まずは、洗濯物を外で干さないことで大切です。先ほどの花粉の飛散パターンからも分かるように、「昼前後」が飛散ピークのため、一般的に洗濯物を干すだろう「昼前後」は、花粉が洗濯物に付着する可能性が高くなります。また、帰宅時には服についた花粉を玄関前(外)で落とし、うがい手洗いの他に、一度鼻をかむことも有効です。また上着の素材は表面がツルツルしたナイロン・ポリエステルなどにすると花粉が付着しにくいので、おすすめです。さらに空気清浄機や加湿器を設置すること、家の中の換気扇フィルターをこまめに掃除することなども有効です。小さなことですが、日ごろの小さな心がけによっても、室内に持ち込む花粉量はずいぶん違ってきます。
とはいえ、微細な花粉を完全にシャットアウトすることは困難です。そこで家づくりの際には、できるだけ隙間のない気密性の高い家にし、換気システムの給気口には20~30ミクロンの花粉をカットできる高性能フィルターを装備するのがポイントとなります。気密性の高い家とは、どんな家かは体を元気にする高気密!そのワケ教えます で詳しく説明しています。
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高気密な家づくりに邁進しています、栃木県小山市の工務店です。資料請求はこちらから→「高性能×デザイン×コスパを叶える家づくり」第一住宅