2026.02.15

平屋の高さは、「土地に付随する建築制限(高さ制限)以内」であれば、自由に決められます。
天井が高くて開放的な家づくりがしたいけど、「寒さや掃除が気になる」とお考えの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は栃木で多くのご家族の家づくりをサポートしてきた『第一住宅』が、平屋高さを決める際に知っておくべき情報を、わかりやすく解説します。
平屋の天井高を3m以上にしたおしゃれな平屋事例もご紹介するので、ぜひごらんください。
栃木でおしゃれな平屋の注文住宅をご希望の方は、第一住宅へお問い合わせください。


目次

平屋の高さを決める際には、以下の視点に分けて情報を整理すると、「ご家族にとって何mがいいのか」を判断しやすくなります。
それぞれ、わかりやすく解説します。
一般的な住宅の天井の高さは、平屋・2階建てともに2.4m〜2.5mが標準です。
この高さは日本の伝統的な建築様式に由来していて、木材を建材として切り出しやすい8尺※(約2.4m)という規格が定着し、現代の住宅でも多く採用されています。
※「一般的な建具の高さ:6尺(約1.8m)」+「天井までの立ち上がり:2尺(約0.6m)」
平屋の屋根の高さについては、屋根の形状によって異なりますが、一般的には以下のとおりです。
| 屋根形状 | 高さ |
|---|---|
| 陸屋根(1面の平らな屋根) | 約3.5m〜4.5m |
| 片流れ屋根(1面の屋根が1方向に傾斜) | 約4.0m〜6.0m |
| 寄棟屋根(4面の屋根が中心に向かう形状) | 約5.0m〜6.5m |
| 切妻屋根(2面の屋根が中心に向かう形状) | 約5.0m〜7.0m |
多くの方に選ばれている標準的な高さを選ぶことは、追加費用を発生させないことにもつながるため、「ご予算に応じて天井の高さを検討する」という視点も大切です。
※平屋の天井を高くする費用を、のちほど「平屋の天井を高くする費用の目安」で紹介します。

天井が高さ2.5mを超えると「天井が高い」と体感する方が多く、高さ2.7m〜3.0mにすると「広々としていて気持ちがいい」と実感しやすくなります。
| 天井の高さ | 体感イメージ | 向いている空間 |
|---|---|---|
| 2.6m〜2.8m | 開放感があり、ゆとりを感じる | ・リビング ・ダイニング ・玄関 |
| 2.9m〜3.5m | 非日常感のある大空間 | ・リビング(勾配天井) ・吹き抜け風スペース |
| 3.5m以上 | ホテルのような特別感 | ・勾配天井の最高部 ・ホテルのエントランス |
土地には1筆ごとに建物を建築する際の制限が付随していて、「第一種・第二種低層住居専用地域」などの低層住宅向けのエリアでは、平屋の最高部の高さ上限は「10mまたは12m」です。
※さらに高い建物を建築できるエリアもありますが、平屋の高さとして現実的ではないため、今回は紹介を省略いたします。
また、土地に以下のような建築制限が付随している場合は、建物全体の高さを10mまたは12mにすることはできません。
マイホームを建てる土地の建築制限については、不動産会社や工務店に詳細の説明を依頼するか、自治体の窓口に問い合わせをして確認しましょう。
平屋の天井を標準よりも高くすると、マイホームの建築費用・住環境などに大きな影響があります。
そのため、天井の高さを決める際には、天井が高い部分の用途を明確に決めたうえで、必要な高さを検討しましょう。
| 用途 | 必要な高さの目安 (床位置から) |
|---|---|
| ロフトを設ける | 4.0m前後 |
| 高窓を設ける | 3.0m〜3.5m |
| シーリングファンの設置 | 3.0m以上 |
| 勾配天井による大空間の演出 | 3.5m〜4.5m |
平屋はワンフロアの住宅なので、空間デザインが単調になることを避けたい場合には、1つの空間に異なる天井高の部分を設けると変化が生まれます。
栃木で平屋の注文住宅をご希望の方は、第一住宅へお問い合わせください。
ご要望を丁寧に伺ったうえで、おしゃれで個性が光る平屋の建築プランを提案いたします。




注文住宅は完成していない状態で購入するため、「平屋の天井を高くすることがご家族にとって本当に最適な選択なのか」と不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
次に平屋の天井を高くするメリット・デメリットも紹介するので、ご家族の価値観やライフスタイルにマッチする選択なのかを判断する際の、参考にしていただけると幸いです。
平屋の天井を高くする主なメリットは、以下のとおりです。
ロフトは、書斎・お子さまの遊び場・趣味の空間など、多用途に活用可能です。
平屋の天井を高くする主なデメリットは、以下のとおりです。
特に「冬寒く・夏暑い」という住環境は、もっとも不安を感じる点ではないでしょうか。
「高い天井」「快適な住環境」を両立するためには、「高い断熱性能の実現」が前提となります。
【高い断熱性能とは】
断熱性能は、国が定めた水準によって4〜7の等級があります。
高グレードは断熱等級5以上で、以下のような仕様で実現します。
高断熱で快適な家には気密性・換気性が必須です。
こちらの記事で、高断熱・高気密の家づくりで後悔しない方法をわかりやすく解説しています。
〈関連ページ〉気密密性の高い家のデメリット解消には断熱性・換気性が必須|ハウスメーカー選び、高気密のメリットも解説

平屋の天井を高くする場合のデメリットは費用に関連する項目が多いため、不安を感じた方がいらっしゃると思います。
天井を高くすることで発生する建築費用アップは設計の工夫で調整可能ですので、ぜひご希望を施工業者へ伝えたうえで、ご予算に応じた調整提案を依頼してください。
※仮に、「延床面積30坪の平屋」を想定して費用の目安を紹介します。
| 天井を高くするバリエーション例 | 費用の目安 (30坪の平屋を想定) |
|---|---|
| LDKのみ天井高を上げる | 約30万〜80万円 |
| 勾配天井を採用 | 約30万〜120万円 |
| 梁を「あらわし仕上げ」にする | 約10万〜40万円 |
| ロフト・小屋裏収納を設ける | 約50万〜150万円 |
建築費用の調整が必要な場合には、以下2つの視点で見積もり書を見直すことをおすすめします。
| 視点 | 調整例 |
|---|---|
| 「天井を高くする」という設計自体の調整 | ・施工面積を絞る ・内装材のグレードを下げる ・窓の数を減らす など |
| 天井を高くする以外の費用の調整 | ・間取りを調整して延床面積を減らす ・建物形状をシンプルにする ・設備を標準のグレードにする など |
また、平屋の天井を高くする際の前提となる「高断熱」については、標準仕様で高断熱を提供している施工業者を選ぶことで、追加費用の発生を回避できます。
高断熱の注文住宅を建築する場合には補助金も活用できるため、ぜひこちらの記事で詳細な申請条件などをご確認ください。
〈関連ページ〉2026年のGX志向型住宅補助金は予算増減して継続|いつから申請かなど子育て支援の住宅補助金を解説
栃木の第一住宅は、標準仕様で断熱等級6を提供している工務店です。
「高性能」「開放感」を両立した平屋の注文住宅をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。


最後に、平屋の天井を3m以上にして、快適な住環境を実現した事例を紹介します。
こちらは、勾配天井とダウンフロアを組み合わせて、より高い開放感を実現した平屋の事例です。
間接照明・ハイドアなど、視線を上に導くデザインの工夫も加え、ゆとりを感じる住環境となりました。

こちらはコの字型の平屋で、中庭を中心とする間取りです。
片流れ屋根の形状に沿う天井高がダイナミックですね。
大きな窓を中庭側に設置しているため、外からの視線を気にせず、自然の光や風を感じながらのびのびと暮らせます。

こちらは、ロフトを設置した空間にあわせて天井高を上げ、躯体あらわしのデザインで空間を緩やかに仕切った平屋の事例です。
ロフトの固定階段1段目に合わせてスキップフロアも設置し、おこもり感のあるライブラリースペースも完成しました。

こちらの記事で、平屋にロフトを設けた事例をご確認いただけます。
〈関連ページ〉平屋+ロフトの家|固定階段の設置ルールと後悔しないための間取りポイント、おしゃれな事例を解説
こちらは、切妻屋根の形状に合わせて勾配天井を造作した平屋の事例です。
木目の天井が山小屋のような素朴さを演出する、伸びやかな住空間が完成しました。

今回ご紹介した平屋は、こちらのページに掲載しております。
ほかにもたくさんの施工事例がございますので、ぜひごらんください。
栃木の第一住宅にはモデルハウスがございます。
高断熱・高いデザイン性を兼ね備えた注文住宅を実際にごらんいただけますので、お気軽にお問い合わせください。


平屋の天井高について、標準の高さ、上限の高さ、天井を高くするメリット・デメリットなどをご紹介してきました。
「平屋の天井を高くする」「快適性の高い平屋づくり」を両立するためには高断熱が前提で費用面の心配をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、注文住宅は費用の調整を自由にできる点がメリットです。
今回紹介した情報を、ご家族の理想の家づくりにご活用いただけると幸いです。