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30坪以下の間取りのコツ!共有する空間活用でコスパの良い間取りポイント♪

2023.09.12

近年30坪以下のお家を建てる方が増えています。ただ単に家の広さを小さくするのではなく、本来必要な空間を諦めず、他の空間と共有することで、ゆとりを持ちつつも、坪数を小さくしてコストカットをすることができると思います。そんな空間と空間を共有する家づくり、コンパクトハウスでコスパの良い家づくりの参考例を写真と間取りとともにご紹介していきます。


【目次】


1. コンパクトハウスのメリット

①建築費のコストカット

②ランニングコストを抑えられる

③固定資産税を減らせる

④土地費用のコストカット

⑤掃除が楽

2.小さな家を建てる際の間取りポイント

「シューズロークは絶対ではない」

「通路はシェアする」

「洗面台が通路にあっても良い」

「子供室は4.5帖以下でも大丈夫」

「食事をする場所がダイニングとは限らない」





コンパクトハウスのメリット




コンパクトハウスは、延床面積30坪未満の小さな家をさします。「そんな小さな家で、家族4人.5人暮らすなんて無理」と思う方もいるでしょう。でも、色々なメリットを考慮すると、むしろコンパクトハウスを建てる方が長い目で見ても良いかも知れません。そこで、コンパクトハウスのメリットを4つご紹介します。①建築費のコストカット


建築する面積が小さくなれば、おのずと建築費も安くなります。坪単価(建築費を建築坪数で割った1坪当たりの金額)は面積が広い方が安くなる傾向はありますが、総額が安くなるので、コストカットにつながります。さらに、屋根や外壁面積が少なくなることで、メンテナンスコストも抑えられます。


②ランニングコストを抑えられる

家が小さければ、同じ断熱性能の家であれば38坪より30坪の方が冷暖房費が抑えられることは当然として、小さければエアコンの台数や容量も減らせたり、照明器具の数も減りますのでその分の電気代も減ります。


③固定資産税を減らせる

固定資産税の計算には床面積が大きな影響を与えますので、コンパクトハウスなら固定資産税が減らせることがわかるでしょう。固定資産全は毎年少しづつ変わっていきますが、住んでいる限りずっと払い続けるものです。それを考えると、固定資産税が抑えられるのはメリットとして大きいと思います。


④土地費用のコストカット

例えば建蔽率60%の地域なら土地面積は50坪あれば、30坪の平屋建てを建てることができます。総2階建てなら、30坪あれば大丈夫です。もちろん、駐車スペースや庭など、家の他にも必要面積があるの一概には言えませんが、コンパクトハウスであれば土地の面積が広くないと建てられないということには、ならないでしょう。


⑤掃除が楽

家が小さいと単純に掃除をする坪数が減るので掃除が楽です。これは大きなメリットです。家がどんなに広くても、掃除が追い付かず汚れやホコリが目立ってしまったら。。。ちなみに、家が小さくなると窓の数も減る傾向にありますので、窓掃除も楽になりますね。




小さな家を建てる際の間取りポイント




ここからは、30坪以下のような小さな家を建てる際の間取りのポイントをお話していきます。



「シューズロークは絶対ではない」






特にファミリー層に人気のシューズクロークですが、基本的に靴を収納したいということであれば、従来の玄関収納でも十分な収納量を確保できます。

上記のようなW1900の玄関収納を使用すると、78足の靴を収納できます。

上記は同じく78足収納できるシューズクロークの場合です、玄関とシューズクロークを分ける仕切り壁ができるため、どうしても靴の出し入れエリアが必要になり、必要な坪数が増えてしまいます。シューズクロークにせず、玄関に玄関収納を置くようにすると、出し入れエリアと玄関が共有できるので、坪数を減らすことができます。


「通路はシェアする」




クローゼットには扉を付ける、これは昔から当たり前という認識でしたが、この当たり前を一回忘れてみませんか?写真は2階の子供室前の通路にクローゼットを設けた例です。扉は一切なし。だから丸見えにはなりますが、2階は家族しか行かないプライベートエリア。だから、クローゼットの中が見えても別に恥ずかしくない!むしろ、扉を開閉する手間が省け、何をどこにしまったのか一目瞭然で見やすいんです。

クローゼットに扉を付けないと、その分の面積が減らせます。通路とクローゼットではなく、通路に衣類をしまえる場所がある。要するに、通路とクローゼットが共有されていることになります。扉分のコストも減らせて一石二鳥です♪


「洗面台が通路にあっても良い」




最近では玄関近くに洗面台を作る方も増えており、洗面脱衣室に洗面台を置くという昔の当たり前ではないパターンも増えてきています。そのため、このように通路に洗面台を配置することで通路と洗面スペースを共有し、坪数を減らすことができますし、手を洗うためにわざわざ扉を開けて洗面脱衣室に入らなくても良いので動線の短縮にもなりますね。


「子供室は4.5帖以下でも大丈夫」




なんとなく昔から、子供部4.5~6帖!という雰囲気がありますが、それは、子供部屋に自分専用のテレビを置いて、勉強机にベット、お友達が来たときのための、ちょっとしたスペースも必要と考えた昔の感覚です。スマホが主流の時代ですから、今はテレビを部屋に置く子供は稀。上記の写真は3.1帖の子供部屋です。

上記の間取り図は写真のものです。ベットと机とラックを置いてピッタリで、むしろ使いやすいんです。衣類の収納は別の場所に、例えばファミリークローゼットなどを設ければ、各子供室には不要です。


「食事をする場所がダイニングとは限らない」




食事をする場所=ダイニングテーブルというのは、ごくごく一般的です。ですが、実はダイニングテーブルが物であふれていたり、勉強スペースになっていたりなど、結局ダイニングテーブルで食事をしていないという方が多いのです。そもそも新築を建てる以前がダイニングテーブルで食事というスタイルでなく、リビングの床に座っていたので、ダイニングテーブルでの食事に慣れていないなんて方もいます。そこで、ダイニングテーブルをあえて置かず、キッチンカウンターで食事をしたり、リビングテーブルで食事をすることで、ダイニングの坪数を減らせるのです。

この写真の方のように、カウンターを食事スペースにし、ダイニングテーブルを置かない分、その場所を寝室にするという間取りが出来上がりました。


小さい家は、空間と空間を共有することで坪数を減らし、さらに共有することで無駄も省きコストカットだけでなくタイムパフォーマンスも良くなります。今回ご紹介したように、無理なく共有する間取りの工夫で、さらに快適に暮らせる家になりますので、参考にしてくださいね。






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