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カビの発生を抑える家づくりの、すすめ

2022.06.07

カビって、本当に厄介ですよね。掃除しても、しても、気づくとまた生えてくる。そんな家に住むのはもうイヤ!という方も多いでしょう。そんな厄介なカビは、家の中の湿度をコントロールすることで抑制することが可能です。さらに、カビを生えにくくする家づくりにも注目してお伝えします。


【目次】


- カビが生える3条件

- カビを吸うことで起こる人体への影響

- カビを生えさせないようにするには?

- 湿度コントロールの方法



|カビが生える3条件


◍湿度60%以上で繁殖、80%以上で活発に繁殖

◍温度は20~30℃が一番危ない、0℃でも繁殖する

◍カビの栄養源は、ホコリ・食べカス・人のアカ

日本は、このカビが好む条件が揃っている地域のため、家自体もこの条件が揃いやすいのが現状です。

カビの発生を抑える家づくりの、すすめ

上記のグラフは栃木県宇都宮市の平均湿度と平均気温を月別にあらわしたものです。宇都宮市では2月を除いた月で平均湿度が60%を超えています。また、平均気温は6月~9月の4ヶ月間、20℃を超えているのです。この湿度60%以上、気温20℃以上の一番カビが好む環境が1年のうちに4ヶ月もあるということがわかります。カビが繁殖する環境が自然に出来上がってしまう以上、家の中にカビが繁殖しないように対策する必要があるのです。



|カビを吸うことで起こる人体への影響


カビは、胞子が水分や栄養分を吸収して成長していきますが、胞子を大量に吸い込むことなどにより、人体に悪影響があるので注意が必要です。アレルギー性鼻炎や夏型過敏性肺炎、皮膚炎などがあげられますが、中でも注意してほしいのがシックハウス症候群です。シックハウス症候群は、住宅が原因と考えられる様々な健康被害の総称です。主な原因は塗料や接着剤などから揮発した有害な有機化合物によるもの、またカビをエサとするダニが発生し室内の空気環境を悪化させ、その汚染された空気を吸い込むことで引き起こされます。

家の中での様々なアレルギー症状の大きな要因は、室内の天井や壁に生えているカビとそれを餌にするダニなどの「ハウスダスト」です。カビは目に見えなくても身の回りに無数に存在しています。厳密に言えば、シックハウスの原因になるのはダニそのものではなく、ダニの糞や死骸です。ダニの糞や死骸が原因となり、人体においてあらゆるアレルギー症状を引き起こすのです。



|カビを生えさせないようにするには?


さて、このように人体にも悪影響なカビを生えさせないためには、どうすれば良いか?結論から言うと結露を起こさないように湿度をコントロールすることです。結露とは、空気中の水蒸気が冷たいものに触れることで、水滴となってそこに現れる現象です。カビの発生を抑える家づくりの、すすめ結露するにもいろいろな条件があるのですが、一般的に温度が低いと結露しやすくなりますが、水蒸気の量が少なければ結露はおこりません。 逆に温度が高いと結露の心配は少なくなりますが、サウナのように限界量を超えた水蒸気があると、結露をおこしてしまいます。このように結露は温度と水蒸気の量のバランスで発生するのです。そのため、湿度のコントロールがとても重要になってきます。



|湿度コントロールの方法


一番おすすめな湿度コントロールの方法は、気密性を高くして効率的に換気をすることです。もちろん、除湿器やエアコンを利用して除湿をすることも可能ですが、それだけでは家中の湿度コントロールは難しいのです。効率的に家中を換気しないと、カビのもとになる結露は防げません。

効率的な換気にはしっかりとした換気装置と効果的に換気できるように家の気密性能を高くすることが最も重要です。家の中にすき間がたくさんあり、空気が色々な場所から漏れていると、どんなに換気装置を稼働させても、すみずみまで空気が循環しません。

ですので、「気密性を高くして換気計画を完璧にし、湿度コントロールをする」ことが必要で、そのような家を建てれば、結露すなわちカビにも悩まずに済むのです。(詳細は、24時間換気システムで健康に!3分で読める住宅換気のお話をご覧ください)

いかがでしたか?カビの発生を抑えるには湿度のコントロールが重要で、湿度のコントロールをうまく行うには気密性能が高い必要があることがわかります。家族の健康を守るためにも、家を建てるなら「結露しない家」を選びましょう。




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